男児の水路転落死亡事故受け 「水路の危険性」周知へ取り組み強化 福山市

5/10(金) 11:53

おととし、福山市の水路に未就学児の男の子が転落し死亡した事故を受け、福山市が昨年度取り組んできた転落事故防止対策の報告会が開かれました。

おととし11月、福山市緑町の公園で未就学児の男の子が植え込みの隙間から公園そばにある水路に転落し、死亡しました事故を受け福山市は水路やため池への転落事故を防止する基本方針を策定し、子ども目線で危険と判断される箇所などにハード・ソフトの両面で対策を実施しています。

10日の会議では学識経験者の委員が参加し、市側は昨年度の取り組みとして、転落防止柵の設置や注意喚起を実施したことなどを報告しました。
一方で、高齢者による事故が多発しているため、委員からは「事故の原因を分析し今後は違う目線の対策も必要ではないか」といった声も挙がりました。

【岡山大学・橋本成仁 教授】
「高齢者の集まりが色々なところで開催されているので、行政の方が行って説明することや情報を共有することが非常に大事」

福山市は今年度、水路の危険性を周知する取り組みをより強化する方針です。