世界を舞台に戦う 広島生まれのハイジャンパー 真野友博選手「パリオリンピックでメダル獲得したい」

4/24(水) 17:46

陸上競技の話題です。
広島市出身、現在、九電工に所属する走高跳の真野 友博(しんの・ともひろ)選手オリンピックへの思いを取材しました。

真野 友博 選手(27)、世界を舞台に戦う広島生まれのハイジャンパー。2022年アメリカ・オレゴンで行われた世界陸上で、日本人初となる決勝進出を果たしました。

【真野 友博 選手(九電工)】
「自分自身として納得のいく跳躍はそこまでできてなくて、結果的に8位入賞というラッキーな結果だと思っているので、次のオリンピックでは万全の状態で納得のいく結果を自分自身納得のいく跳躍をして上位入賞したいと思っています」

母校、福岡大学で練習を重ねる真野選手、課題として、どんなことを重点的に取り組んでいるのでしょうか?

【真野 友博 選手】
「今は助走の流れというか中間に入るタイミングと踏切のところ、2点を意識して練習しています」

広島市内の小中学校を経て山陽高校へ、地元広島への思いが真野選手の競技生活を支えています。

【真野 友博 選手】
「広島自体、スポーツが盛んだと思っているので、陸上競技にも興味をもってもらえていて、たくさんの人たちに応援していただいているので、感謝しかないですし、そういった人たちにいい結果を報告できるような跳躍をしたいと思っています」

オリンピックを目指す上で選考の目安となるのが、参加標準記録2m33cm、しかし、真野選手はまだこの記録をクリアしていません。

【真野 友博 選手】
「2m33cmに関しては自己ベストが2m31cmで超えられていないですが、(これまでの試合で)挑戦したことは何回かありますし、2m33cmという参加標準記録はブダペスト世界陸上でもずっと意識してやっていきたので、高さ的に高いというイメージもそこまでないので、しっかりクリアできる高さかなと思います」

参加標準記録の突破。2年ぶりの日本選手権制覇。そこから始まるパリへの道。真野選手はパリオリンピック出場だけでなく更なる高みを目指しています。

【真野 友博 選手】
「4年に1度の大舞台ですので、しっかり自分の跳躍をして自分自身、自己記録の更新を何年か出来ていないので、まずは日本選手権で2m33cmの参加標準記録を突破して、オリンピックの決勝の舞台で日本記録を更新して、メダル獲得や上位入賞をしたいと思います」

<スタジオ>
【木村文子さん】(女子100mハードル元日本代表・エディオン女子陸上部アドバイサー)
「非常に楽しみな選手です。今現在でもパリオリンピックの世界ランキングの方では行ける圏内にいるような本当に期待の選手なので、私も応援しています。先日のダイヤモンドリーグという非常にレベルの高い試合でもいい記録を残していましたので、今年期待したいと思います」