密着!料理人の熱いバトル レモンや鯛だけじゃない…広島の食材つかって82人が「広島のおいしい」競う
2/23(金) 16:00
G7サミットをきっかけに県産の食材を使って「広島のおいしい」を作り出すプロジェクト。広島の可能性を広げた料理グランプリに密着しました。
先月、広島市内で開催されたアワード。
県産の食材を使って、国内外に「広島のおいしさ」をアピールできる料理を作ることがテーマです。
去年の2月にスタートしたこのプロジェクト。
県が主催した「食べんさい店グランプリ」です。
(県農林水産局販売連携推進課・伊藤美佐課長)
「去年5月にG7サミットがありましたが、広島の食材でみなさんをもてなしたいという思いでこのプロジェクトを進めています」
「広島のおいしい」を作るプロジェクトに、県内の82人の料理人が参加しました。
このグランプリは料理のジャンルではなく金額別に4つの部門に分かれています。
最終予選の2次審査に進んだのは、それぞれの部門で3人。
大竹市の日本料理「魚池」。
三代目となる池田さんは、広島を代表する食材を使います。
(5001円以上:日本料理「魚池」池田将訓さん)
「レモンとタイというまさにというやつでシンプルな料理なのでそれで特徴を出すというところを突き詰めていった」
福山市のフレンチレストラン「ラズドワーズ」の藤井さん。
オープン以来培った生産者との輪を料理で表現します。
(5001円以上:ラルドワーズ・藤井文雄さん)
「野菜は基本的に生と焼いたもの茹でたもの揚げたもの酢につけたものをそれぞれ味が違うように調理したものを30種類盛り込んで」
ボリューム満点のステーキ丼で勝負するのは、広島市の「みのる食堂」の澤井さん。
(1001円から3000円以内:みのる食堂エキエ広島店・澤井恭平さん)
「今結構ブランドで元就というブランドのもので、うちはその元就の中でも侍ビーフ元就というもう1ランク上のカテゴリーのものを使用していて」
東京出身で、現在、廿日市市で店舗を構えるドグエン・チランさん。
メイン食材に広島サーモンを選びました。
(1001円~3000円以内:CHILANドグエンチランさん)
「どこを見てほしいか。カキとレモン以外」
Q:最終的にはグランプリ取りたい?
「それはそうですよね。みんなね」
今回、唯一、スイーツで予選を突破したのは、三原市の「パティスリー・コグマヤ」の横田さん。
(1001円~3000円以内:パテスリーCOGUMAYA・横田純一さん)
「スイーツがうちだけなのでちょっと緊張して何かハプニングがあってもいいんじゃないかと思いますが、スイーツが1位という」
それぞれの思いが詰まった最終予選。
今回の大会の目的は「おいしい広島」を作る。
そこには、食材へのこだわりとストーリーが必要なのです。
料理人はプレゼンで熱い思いをぶつけます。
(5001円以上:リュニベル・今井良さん)
「妻の実家でお母さんが作っている野菜、お父さんが作っている米を使ったリゾットなども出してますのでコース(料理)で旅をしてもらえるように意識して作っています」
チランさんのプレゼンが近づいてきます。
(1001円~3000円以内:CHILAN・ドグエンチランさん)
Q:プレゼン頑張って
「ありがとうございます」
プレゼンが始まりました。
(1001円~3000円以内:CHILAN・ドグエンチランさん)
「東京から来た人間からするとカキとレモン以外知らなかった広島に来るまで。でもそれ以外にもこんなにあると自分が思ったのでそれを県外にも伝えたい」
【プレゼン】
「広島と言えばカキやレモンといったところだとは思いますが、あえてそこではない広島食材にフォーカスして料理を仕立てました」
チランさんとは対照的に、広島を代表する食材を選んだ池田さん。
それだけに、苦労がありました。
(5001円以上:日本料理「魚池」・池田将訓さん)
「2つの食材だけなのでいろいろ調理法を駆使しながら食べてもらうとレモンとタイが調和していい感じの揚げ物になっていると思います」
【プレゼン】
きょうはタイとレモン以外は何も使っていません。タイは一度昆布締めにしています。うまみを1日しっかり出してそれから幽庵次にレモン果汁をしっかり効かせてレモン幽庵に漬け込みます」
12人の料理人たちが全力を尽くした最終審査が終わりました。
(日本料理「魚池」・池田将訓さん)
Q:どうでしたか?
「ほっと一安心です」
Q:うまくいきましたか?
「80%くらいは言えましたね」
(リュニベル・今井良さん)
「ほっとしました。だいぶほっとしました」
(CHILAN・ドグエンチランさん)
「言いたいことは言えたと思うので伝わったらいいなと思います」
(ラルドワーズ・藤井文雄さん)
「もう全力を尽くしたのであとは結果を待つだけです」
1週間後に行われた表彰式。
各部門のグランプリが決まりました。
(呼び込み)
「チランさんどうぞいらしてください」
1001円から3000円以内の部門でグランプリに選ばれたのは広島サーモンを使ったドグエン・チランさんです。
5000円以上の部門でグランプリに選ばれたのは広島を代表するタイとレモンを使った池田将訓さんです。
「広島食べんさい店グランプリ」に参加した料理人は82人。
彼らのチャレンジが、広島の可能性を拡げていきます。
(湯崎知事)
「こんな素晴らしい料理を作る事ができるシェフの皆さんが今日受賞された方たちだけではなくたくさんいるということをもっともっと広めていかなければならないと思います」
グランプリを受賞した1人、ドグエン・チランさん。
廿日市市のお店は、対面式のオープンキッチンにお客はカウンターに座る居心地のいい空間です。
(CHILAN・ドグエンチランさん)
「生産者の代弁者ではないですが、作ってくれたものの価値をちゃんと伝えられる仕事をしていけたらいいなと思います」
今年、創業72年目を迎える大竹市の老舗料理店「魚池」。
5000円以上部門で、グランプリを受賞したのは3代目の池田将訓さん。
(日本料理「魚池」・池田将訓さん)
「ちょっとほっこりするような時間だったかなと思います」
Q:料理してる時が楽しいんですね?
「楽しくないといい料理はできないと思いました」
広島のおいしいを作る料理人と生産者の挑戦。
広島の魅力を全国に伝える彼らのチャレンジが、広島のおいしいの可能性を拡げていきました。
先月、広島市内で開催されたアワード。
県産の食材を使って、国内外に「広島のおいしさ」をアピールできる料理を作ることがテーマです。
去年の2月にスタートしたこのプロジェクト。
県が主催した「食べんさい店グランプリ」です。
(県農林水産局販売連携推進課・伊藤美佐課長)
「去年5月にG7サミットがありましたが、広島の食材でみなさんをもてなしたいという思いでこのプロジェクトを進めています」
「広島のおいしい」を作るプロジェクトに、県内の82人の料理人が参加しました。
このグランプリは料理のジャンルではなく金額別に4つの部門に分かれています。
最終予選の2次審査に進んだのは、それぞれの部門で3人。
大竹市の日本料理「魚池」。
三代目となる池田さんは、広島を代表する食材を使います。
(5001円以上:日本料理「魚池」池田将訓さん)
「レモンとタイというまさにというやつでシンプルな料理なのでそれで特徴を出すというところを突き詰めていった」
福山市のフレンチレストラン「ラズドワーズ」の藤井さん。
オープン以来培った生産者との輪を料理で表現します。
(5001円以上:ラルドワーズ・藤井文雄さん)
「野菜は基本的に生と焼いたもの茹でたもの揚げたもの酢につけたものをそれぞれ味が違うように調理したものを30種類盛り込んで」
ボリューム満点のステーキ丼で勝負するのは、広島市の「みのる食堂」の澤井さん。
(1001円から3000円以内:みのる食堂エキエ広島店・澤井恭平さん)
「今結構ブランドで元就というブランドのもので、うちはその元就の中でも侍ビーフ元就というもう1ランク上のカテゴリーのものを使用していて」
東京出身で、現在、廿日市市で店舗を構えるドグエン・チランさん。
メイン食材に広島サーモンを選びました。
(1001円~3000円以内:CHILANドグエンチランさん)
「どこを見てほしいか。カキとレモン以外」
Q:最終的にはグランプリ取りたい?
「それはそうですよね。みんなね」
今回、唯一、スイーツで予選を突破したのは、三原市の「パティスリー・コグマヤ」の横田さん。
(1001円~3000円以内:パテスリーCOGUMAYA・横田純一さん)
「スイーツがうちだけなのでちょっと緊張して何かハプニングがあってもいいんじゃないかと思いますが、スイーツが1位という」
それぞれの思いが詰まった最終予選。
今回の大会の目的は「おいしい広島」を作る。
そこには、食材へのこだわりとストーリーが必要なのです。
料理人はプレゼンで熱い思いをぶつけます。
(5001円以上:リュニベル・今井良さん)
「妻の実家でお母さんが作っている野菜、お父さんが作っている米を使ったリゾットなども出してますのでコース(料理)で旅をしてもらえるように意識して作っています」
チランさんのプレゼンが近づいてきます。
(1001円~3000円以内:CHILAN・ドグエンチランさん)
Q:プレゼン頑張って
「ありがとうございます」
プレゼンが始まりました。
(1001円~3000円以内:CHILAN・ドグエンチランさん)
「東京から来た人間からするとカキとレモン以外知らなかった広島に来るまで。でもそれ以外にもこんなにあると自分が思ったのでそれを県外にも伝えたい」
【プレゼン】
「広島と言えばカキやレモンといったところだとは思いますが、あえてそこではない広島食材にフォーカスして料理を仕立てました」
チランさんとは対照的に、広島を代表する食材を選んだ池田さん。
それだけに、苦労がありました。
(5001円以上:日本料理「魚池」・池田将訓さん)
「2つの食材だけなのでいろいろ調理法を駆使しながら食べてもらうとレモンとタイが調和していい感じの揚げ物になっていると思います」
【プレゼン】
きょうはタイとレモン以外は何も使っていません。タイは一度昆布締めにしています。うまみを1日しっかり出してそれから幽庵次にレモン果汁をしっかり効かせてレモン幽庵に漬け込みます」
12人の料理人たちが全力を尽くした最終審査が終わりました。
(日本料理「魚池」・池田将訓さん)
Q:どうでしたか?
「ほっと一安心です」
Q:うまくいきましたか?
「80%くらいは言えましたね」
(リュニベル・今井良さん)
「ほっとしました。だいぶほっとしました」
(CHILAN・ドグエンチランさん)
「言いたいことは言えたと思うので伝わったらいいなと思います」
(ラルドワーズ・藤井文雄さん)
「もう全力を尽くしたのであとは結果を待つだけです」
1週間後に行われた表彰式。
各部門のグランプリが決まりました。
(呼び込み)
「チランさんどうぞいらしてください」
1001円から3000円以内の部門でグランプリに選ばれたのは広島サーモンを使ったドグエン・チランさんです。
5000円以上の部門でグランプリに選ばれたのは広島を代表するタイとレモンを使った池田将訓さんです。
「広島食べんさい店グランプリ」に参加した料理人は82人。
彼らのチャレンジが、広島の可能性を拡げていきます。
(湯崎知事)
「こんな素晴らしい料理を作る事ができるシェフの皆さんが今日受賞された方たちだけではなくたくさんいるということをもっともっと広めていかなければならないと思います」
グランプリを受賞した1人、ドグエン・チランさん。
廿日市市のお店は、対面式のオープンキッチンにお客はカウンターに座る居心地のいい空間です。
(CHILAN・ドグエンチランさん)
「生産者の代弁者ではないですが、作ってくれたものの価値をちゃんと伝えられる仕事をしていけたらいいなと思います」
今年、創業72年目を迎える大竹市の老舗料理店「魚池」。
5000円以上部門で、グランプリを受賞したのは3代目の池田将訓さん。
(日本料理「魚池」・池田将訓さん)
「ちょっとほっこりするような時間だったかなと思います」
Q:料理してる時が楽しいんですね?
「楽しくないといい料理はできないと思いました」
広島のおいしいを作る料理人と生産者の挑戦。
広島の魅力を全国に伝える彼らのチャレンジが、広島のおいしいの可能性を拡げていきました。