広島日豪協会

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南十字星は日月に夢中!? サザンクロス大学研修生・広島修道大学留学生との交流会

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オーストラリア政府は「将来を担う若者を日本などで研修させ、グローバルな人材を育成しよう」という“新コロンボ計画”を進めています。その一環として訪れたのがサザンクロス大学の11人で、約2週間の研修の最終日を広島で迎えました。 さらにこの日は、ウーロンゴン大学日本語学科から地元・広島修道大学(法人会員)留学中のお2人も招待しました。学生たちには各テーブルに分かれて、広島日豪協会の会員と交流を図ってもらいました。

今回の募集の際、自身の語学力を不安視する会員さんの声も聞かれたため事務局は、会員さんのテーブルを決めるにあたって“英語堪能な方・堪能そうな方を1人以上配置しよう”と試行錯誤しました。ところが、司会進行を務めたテレビ新広島の河野行恵アナウンサーが、この日のために覚えたという英語のフレーズをアナウンスした後に「この表現で合ってますか?」と客席の皆さんに確認したことで一気に場が和み、その後は皆たちまち打ち解けあって「カタコト英語」と「カタコト日本語」も混じり合った会話や飲食がどんどん進み、あちらこちらのテーブルから笑い声が上がっていました。“オーストラリア人は、相手の話を傾聴し、自分は簡単な言葉で返そうとする優しさを持ち合わせている”と言われています。これは、多民族国家で英語圏以外の人も多く住むため、共通言語である英語を介して自然と身に付いたコミュニケーション術ともいえます。

ところで、本記事の見出し「日月」とは、昔のけん玉の呼び名です。けん玉世界チャンピオン山崎めいさんの技を目の前で見た学生たちは「信じられない!」と驚きの表情。プレゼントされたけん玉を手に早速チャレンジしましたが、悪戦苦闘する人、なんなく(運よく?)できた人、ローソン総領事も飛び入りチャレンジ、そして応援する会員たち…ステージと客席が一体となりました。

想像してみてください。20数年後の日本国内、あるパーティーでオーストラリアの外交官やエンジニアたちが“けん玉の技を華麗に披露”する。驚く日本人に向かってさらりと答える…「若い頃に広島のパーティーでプレゼントされて以来、夢中になったのさ!」その交流の源は、この日にあった!と。