TSSテレビ新広島

2015年9月度 TSS番組審議会報告

とき:2015年9月24日(木)午後2時

ところ:TSS本社会議室

審議

TSS報道特別番組『母に抱かれて~胎内被爆者の70年~』
<8月6日(木曜日)午前9時50分放送>

の審議に入った。

委員からは

  • 広島原爆忌の番組はテーマ設定や取材が難しくなってきているが、今回は胎内被爆者に焦点を当てた企画で興味深かった
  • 今後、実体験者を映像で捉えることができなくなった時に、広島平和記念日をどう報道していくかが問われている
  • 原爆報道番組の転換期の象徴でもある
  • コンセプトが曖昧で、深掘りされていないことがもったいない
  • 胎内被爆者の多くに腎臓欠損や多指の症状が起きているかのようなミスリードを感じた

などの意見が寄せられた。

これらを受けて、報道部の武ゆかりは、

  • 昨年、胎内被爆者の連絡会ができた時に、戦後70年をいろんな思いで生きてこられた胎内被爆者を一人ひとり取材することで、何か伝わる番組ができるのではと思った
  • 最後の編集段階で4人程度に絞ることも考えたが、いろんな人生を積み上げることで被爆の実相を伝えたいと思い、今回の構成にした
  • 今後も胎内被爆者の取材を続けていきたい

などとコメントした。

<出席委員>
松浦雄一郎委員長・山田知子副委員長・徳永修委員・荒木史子委員・村上栄一委員・細羽雅之委員・山下ミカ委員(順不同)
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