TSSテレビ新広島

2015年3月度 TSS番組審議会報告

とき:2015年3月23日(月)午後5時

ところ:広島市内ホテル会議室

まず、フジテレビ放送文化推進局長の小田多恵子氏が、『番組審議会とはなにか?』と題して講演を行った。講演内容は以下の通り。

  • 放送法第6条で番組審議会の設置が定められている
  • 番組に社会の声を反映させる役割があり、番組審議委員の意見がテレビ局の自主自律的問題解決の糸口になる
  • 健全な番組審議会には、酷評・好評…いろいろな意見があって然るべき
  • テレビ局を取り巻く環境が変化する中、番組審議委員と視聴者の意見は、テレビが信頼され愛されるメディアであり続けるために重要

次に、豊田健志編成部長より、2009年に放送した『いま、ヒロシマが聴こえる… ~全聾作曲家・佐村河内守が紡ぐ闇からの音~』について、BPOが「放送倫理違反があるとまでは言えないが、問題発覚後の対応に不足があり、自己検証結果の公表を要望する」との見解を示した旨の報告があった。これを受けて松浦雄一郎委員長は、「視聴者に誤解を招くほどの誇張があったかどうかが問題なのでは。この種の報道は避けるべきだが、社会的倫理、道徳の立場から、今後このような事柄が作り出されないことを望みたい」などとコメントした。

続いて、豊田健志編成部長より春の改編について、事務局より視聴者対応状況についての報告があった。

<出席委員>
松浦雄一郎委員長・山田知子副委員長・徳永修委員・荒木史子委員・村上栄一委員・大下洋嗣委員・細羽雅之委員・山下ミカ委員(順不同)
戻る