TSSテレビ新広島

2006年6月度 TSS番組審議会報告

とき:2006月20日(火)11:00~

ところ:(株)テレビ新広島 TSS本社会議室

議題

*FNNドキュメンタリー大賞参加作品
『明けない夜はない~小さなテント小屋の560日~』(5月27日放送)

事務局より

  • BPO報告
  • TSS 5月度視聴者対応状況報告

議題

『明けない夜はない~小さなテント小屋の560日~』(5月27日放送)

  • ドラマラスなエピソードをよく構成している
  • 子どもたち世代が感じ考えていることを知り得た
  • 野村さんのキャラクターが素晴らしい
  • 一つひとつのエピソードに見応えがある
  • 少年たちの表情の変化をよく捉えている
  • 大人が働いている姿を子どもたちに見せることは大事
  • 野村さんの人物像描写がもう少しあってもよい
  • エピソードが転々とし、テーマが見えにくい
  • 登場人物が多いので、時間軸だけで構成すると、話の展開が乏しくなる
  • 現代社会の課題を垣間見た
  • スケートボード場建設の発想の原点が描かれていないのは残念
  • 視聴者を最後まで惹き付ける番組
  • 倍賞さんのナレーションには説得力があり適役
  • より多くのボランティアを取り上げる工夫が欲しい
  • スケートボード場建設の経緯や思いを知る上でも、このような番組がたくさん放送されることに期待
  • 最初に複数人のエピソードを同時進行で紹介し、終盤に一人ずつ終わらせる手法は分かりやすい
  • 誰の視線で番組を作ったのか分からない
  • 行政の対応も立派
  • 現実の厳しさも描かれていて、説得力がある
  • 身近な題材を分かりやすく構成している
  • 番組のテーマとターゲットが絞り込めていない
  • 行政との交渉過程にスポットをもっと当てても良かったのでは
  • 560日に及ぶストーリーをまとめるには幸運もあったのでは
  • 自己責任論についても言及してもらいたい
  • 子どもたちを“不良”と一括りにしていた強引さを感じた
  • 子どもたちの不安感を描くべき
  • 昔は地域が子どもを育てていた
  • 情報とストーリーの両立は難しい

などのコメントが寄せられた。

これらの意見を受けて、番組を担当した船田興起ディレクターは

  • 取材のきっかけはカメラマンからの情報
  • スケートボード場の建設は一昨年10月に始まっていたが、取材は昨年10月にスタートした
  • 一人ひとりのエピソードでそれぞれの番組ができるほど取材を重ねた
  • 野村さんを縦軸に、建設現場の休憩所だったテント小屋が一軒の家のようになっていく様子を描いた
  • 野村さんの人物像は、ご家族の安全を配慮して深く表現していない
  • ボランティアサイドの感動的なエピソードは数多くあったが、構成上の都合でカットした
  • 行政サイドの予算は800万円だったが、ボランティアサイドの思いが徐々にエスカレートしていった
  • 夜の街の取材で居場所のない中学生に遭遇したのは衝撃
  • 取材で感じたのは、子どもに対して真剣に向き合う大人が少ないこと
  • 番組で訴えたかったのは、大人が変わらなければ子どもも変わらないこと

など、審議が行われた。

次回番組審議会
2006年7月24日(月)11:00~
<議題>広島地区における地上デジタル放送サービスの概要や、TSSのハイビジョン制作計画などの説明
『ニッポンを釣りたい!~胸キュン心の味・三つの 癒し旅~』 6月25日放送
<出席委員>
松浦雄一郎委員長・山田知子委員・中嶋健明委員・徳永修委員・眞田奈津基委員・西島俊哉委員(順不同)
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