TSSテレビ新広島

2004年7月度 TSS番組審議会報告

とき:2004年7月14日(水)17:00~

ところ:リーガロイヤルホテル広島

議題

  1. 「ニッポンを釣りたい~旬の味、こころの故郷、人情旅~」
    <ゲスト>TSSプロダクション 清水正義
  2. 自由討議

報告事項

*6月25日付けで社内体制が交代。番組審議会のTSS社内委員も変更となった。
→松本社長・島本専務・田井常務・加藤報道スポーツ局長・川口編成制作局長
*松本社長から挨拶
*今回をもって、岸田俊輔委員長退任。8月は休会のため9月から松浦雄一郎氏を新委員長として迎え新体制でスタートする。
*TSS 6月度視聴者対応状況の報告

審議

(1)「ニッポンを釣りたい~旬の味、こころの故郷、人情旅~」
<6月27日(日)16:05~17:20>

  • とても良い番組だったと思う。昨年まで4話オムニバスだったが、今年は3話になり、内容も充実していたと思う。釣りに偏らず、自然や地域の人々等上手く絡めていたと思う。
  • 「旬の味、こころの故郷、人情旅」というサブタイトルと内容がピッタリ合っていた。
  • 昨年のお笑いタレントなどに比べて、今年はタレントの起用がよかった。特に、照英は地域の人とのキャッチボールも上手く、その人達の声や顔をよく引き出していた。
  • ガレッジセールが、「南極体験」ということで乾布摩擦をするシーンがあったが全く意味不明だった。
  • 照英の一生懸命な部分は伝わってきたが、泣くほどのことではないと思ったし、ボタバラ姉妹もインパクトに欠けていたと思う。
  • 番組中「あせりは禁物~」など釣りの名人が言った言葉は人生の教訓としても役立つ良い言葉だと思った。
  • 料理のシーンなどは、思わずお酒が飲みたくなるような感じで、日本に生まれて良かったなぁと思った。
  • これまで毎年この時期になると、「ニッポンを釣りたい」が議題になり、釣りに興味のない自分にとってとても苦痛な番組だったが、今年の「ニッポンを釣りたい」は気持ちよく見ることができた。やはり、回を重ねるごとに努力の結果が出ていると思った。
  • これまでは照英が嫌いだったけど、今回の真摯な態度に好感がもてた。
  • 今回はビデオを止めることなく見られたので、時間経過がアッという間で、それだけ内容が良かったのだと思う。カメラワークも素晴らしかった。
  • これまで料理人といえば、「道場六三郎さん」だが、今後他の料理人を起用しても良いのではないか?
  • 10年間見てきたが、一番良い出来だと思う。自分も釣りが趣味なのでよくわかるが、潮の具合と仕掛けと辛抱が大切な要素で、釣れない時間の方が長いわけで、カメラさんは大変だと思う。
  • 照英が泣いていたのは大げさではなく、2日間であの「イシダイ」が釣れたのは素晴らしい。
    屋久島の素晴らしさもよく紹介されていたが、もっと神秘的な部分が盛り込めたら良かったのではないか?
  • 釣りの用語では常識の言葉であるが、「外道=げどう」や「ボウズ」等 釣りを知らない人にとっては意味がわからないので、スーパーフォロー等の工夫が欲しかった。
  • 何度もこのシリーズを拝見してきたが、今回は特に親しみを感じる日本的な番組だったと思う。
    「釣りとグルメ」我々日本人の生活に結びついた番組だと思う。
  • 今回は地元「瀬戸内海」が入っていなかったが、是非我々の財産でもある「瀬戸内海」を盛り込んで欲しい。

等の意見・感想が寄せられた。
それに対し製作担当のチーフディレクター 清水正義は、

  • 昨年は、東京湾のロケでお笑い芸人を起用して失敗したが、沖縄出身のガレッジセールはお笑いだけでなく、自然とのふれあいも素直に表現できるタレントとして起用した。
  • 照英の部分は、過酷なロケでタレントもスタッフも一丸となったお陰で、運良くイシダイが釣れた。特に照英が、ワンチャンスのあたりをきちんと合わせて釣り上げたのは素晴らしい。
  • 釣り場の選定は、自分の行ったことのない場所・釣ったことのない魚という基準で行っている。
  • 「外道」「ボウズ」に関しては、自分たちはよく使う言葉なので麻痺していたが、おっしゃる通り配慮が足りなかったと思う。
  • 道場さんに関しては、確かに毎年出てもらっているが、魚テーマの料理では、道場さんから伝えられるものは大きい。特に「壱岐」は道場さんも初めてだった。
  • 決して撮影はスムーズではなかったが、各ディレクターのおもいを込めることが出来たと思う。

等の発言があり、委員との活発な意見交換が行われた。

(2)「自由討議」

◆岸田委員長の退任にあたってのスピーチ

  • 最近特に、「テレビの社会に及ぼす影響」が取りざたされている。また、それに伴いますます法的な規制も厳しくなるであろうが、私は「規制」という手段が嫌いなので、今後の「メディアの自主性」に期待している。
次回番組審議会:
8月は休会
9月は開催日時未定
番組審議会も松浦雄一郎新委員長を中心に新体制。
議題:TSS報道特別番組
「語られなかった真実~原爆で死んだアメリカ兵~」
2004年8月6日(金)17:00-17:54&24:55-25:50 放送
<出席委員>
岸田俊輔委員長 上野淳次副委員長 福島光宏委員 末長昌子委員
山田知子委員 池田明子委員 前田益男委員 以上
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