TSSテレビ新広島

2000年3月度 TSS番組審議会報告

とき:2000年3月9日(木)午前11時より

ところ:TSS本社3階会議室

出席者:
岸田俊輔(委員長)、竹内春雄、上野淳次(副委員長)、上野千歳
福島光宏、末長昌子、原口倫子、飯塚浩彦(敬称略、順不同)

議題

  1. 「4月改編について」
  2. 自社制作番組「自分らしく歌え!踊れ!~アクターズスクール広島」 について
  3. 視聴率調査と多チャンネル化について

TSSの3月度番組審議会が、3月9日午前11時よりTSS本社会議室で開かれた。

まず、2月度の視聴者対応状況についての報告。 489件あり、「日めくりテレビ」のグルメベストテンなどの問い合わせが 多かった。

(1)「4月改編について」

田井取締役編成局長より、4月改編の基本方針と概要について説明した。
TSSが今年開局25周年を迎えるにあたり、新しい時代に向けて第一歩を踏み出す大きな改編として位置づけ、自社制作を大幅に新しくした。21世紀の新しい顔づくりを目指して、午前帯に90分のレギュラー番組「ひろしま満点ママ!」を新体制でスタートさせる。ゴールデンタイムでは19時、20時台のバラエティ番組の新設強化、愉快・痛快・明快なドラマ、23時台バラエティの30分化で、見たい時間に見たい番組の充実を図った。自社制作では「ひろしま満点ママ!」のほか、日曜の朝に12年間続いた「ハッピークイズ」を終了させ、新たに「ラピュタ伝説」をスタートさせる。夕方帯の「スーパーニュース」のキャスターに三上絵里を登場させる。また、広島県内の名所や風景などを紹介する「ひろしま百景」(水21:54)をスタートさせる。なお、カープ戦中継は22本放送予定。改編率は全日で38.1%。自社制作比率は14.0%になった。

(2)自社制作番組「自分らしく歌え!踊れ!~アクターズスクール広島」 について

  • 自分らしくというテーマはよく描かれていた。
  • 今のこどもたちの姿をよく表していた。
  • 勉強だけじゃなく、個性を伸ばすという趣旨がやや説明不足。
  • 今の子供は、夢に手を伸ばすことができる恵まれた環境だ。
  • 好きなことだけやっていていいのだろうか。
  • ナレーションに好感が持てた
  • 練習の厳しさをもっと描いてほしかった。
  • エンディング曲が広響で演奏され、地域性が出ていた。

など感想が述べられた。

委員からの意見について、溝添プロデューサーは、「アクターズスクール広島の記録をすることから始まったが、今のこどもたちもまんざら捨てたもんじゃないなあ、好きなことに夢中になって打ち込む、自分らしさをつかむきっかけになればいい」と制作意図を説明、活発な意見交換を行った。

(3)視聴率調査と多チャンネル化について

ビデオリサーチ中国支社の岩崎慶一支社長をゲストに迎え、まず、視聴率の調査はどのようになっているか、現状と将来について講演をいただいた。広島地区の視聴率の特性やテレビの多チャンネル化、多機能化に対応し、100chまで測定可能にしているなどの説明があった。 委員からは、テレビがついているのと見ているのとでは違うのではないかなどの意見が出た。

また、99年度の番審委員の出席率は75%であった

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