【しまね旅】朝ドラの舞台!島根・松江市より…小泉八雲夫妻の大好物をふんだんに使ったコース料理を紹介

12/2(火) 10:33

「ひろしま満点ママ」から気になる情報をお届けするコーナー。
今回は小泉八雲夫妻がモデルの朝ドラで注目の島根・松江市からです。

梶谷アナが訪れたのは、島根県松江市の宿泊施設、「サンラポーむらくも」です。

【テレビ新広島 梶谷 羽奈 アナウンサー】
「こんにちは」
【サンラポーむらくも 鎌谷 正文 支配人】
「こんにちは」
【梶谷アナ】
「本当に街も、そしてこのホテルも小泉八雲さん一色ですね」
【鎌谷支配人】
「そうですね」
【梶谷アナ】
「大変、松江、盛り上がってますか?」
【鎌谷支配人】
「盛り上がっております。朝ドラ「ばけばけ」の放送も始まりまして、今、観光客の方も、かなり増えてきております」

朝ドラ「ばけばけ」の舞台として話題の松江。
こちらの「サンラポーむらくも」でも、およそ3年前から小泉八雲ゆかりの料理を数多く提供しています。
中でも、おすすめのメニューを用意していただきました。

【梶谷アナ】
「豪華な素敵なお料理をご用意していただきました。ちょっと珍しそうな料理がいっぱいなのかなと思ったんですけれども…」
【サンラポーむらくも 照沼 英則 総料理長】
「こちらは、小泉八雲さん、セツさんに実際食べていただきたく作った料理です。全てにおいて、小泉八雲さんが大好きだった食材を料理にいたしました」
【梶谷アナ】
「もし現代でお二人が来られたら、こういった料理を出したいなっていうラインナップなんですね」

小泉八雲が生前好んで食べていた食材をふんだんに使ったこちら。
気になるお料理がたくさん並んでいます。

【照沼 総料理長】
「まずはお吸い物。これ『エッグスふぅ~ふぅ~』という小泉八雲がモーニングの時に、目玉焼きをフーフーと言いながら食べていたものをお吸い物風にいたしました」
【梶谷アナ】
「お吸い物に目玉焼きがのってるなんて珍しいアレンジですね」

八雲の好物、目玉焼きをお吸い物にアレンジ!その目玉焼きの下にこちらも好物だったというパンを入れた新感覚のメニューです!そのお味は?

【梶谷アナ】
「(※実食)目玉焼きなんですけど、しっかりお出汁の香りが。味がついてる目玉焼きって初めてかもしれないです。美味しいですね」
【照沼 総料理長】
「ありがとうございます。パンも召し上がってください」
【梶谷アナ】
「パンも一緒に?!すごい!お麩みたい!柔らかくなってます。お出汁もしみしみですね。
(※実食)味はパンだけど、すごい食感がとろける。美味しい。中まで和の香りと味が染みてて、鼻に抜ける香りが揚げパンの香りで。和と洋が混ざり合った感じですね。八雲さんの好きだったものを、今、私たちがこうやってアレンジしていただけるのもすごく気持ちも楽しいですね」
【照沼 総料理長】
「ありがとうございます」

続いてのおすすめは、島根和牛を使った伊達巻き寿司です。

【照沼 総料理長】
「中に『すき焼き』が入っております。すき焼き風の卵巻きになっております」
【梶谷アナ】
「卵は、だて巻きですか?」
【照沼 総料理長】
「はい、そうですね」
【梶谷アナ】
「へぇ~!珍しい!」

毎年お正月に、八雲の妻・セツの実家でよく食べていたというすき焼き。
そのすき焼きに伊達巻とお寿司を合わせた自慢の一品です。

【梶谷アナ】
「(※実食)うわぁ!美味しい!口の中で『すき焼き』が完成しました!外側の卵と合わさって、すき焼きが完成しますね。島根和牛の甘さもこの味付けに負けてないですね。肉の旨みと脂身の甘みがありますね。食べながら八雲さんがこういう生活してたんだなとか、こういう味が好きだったんだろうなっていうのが感じられるのがいいですね」
【照沼 総料理長】
「かなり高価な食材をあの当時食べていましたからね」
【梶谷アナ】
「そうですよね。卵とか牛肉とかも当時だとすごく高価な…」
【照沼 総料理長】
「いやもう、かなり高価なものですね」
【梶谷アナ】
「当時の松江がどれだけ栄えていたかというのが伝わってくるようなラインナップですね」

他にも、好物のうなぎを使ったけんちん焼きに地元野菜を添えた贅沢なステーキ。
さらには、当時の日本では珍しかった牛乳を使ったメニューも。
締めのデザートは「はいからコーヒーゼリー」。
アンコのクリーム、カスタード、コーヒーゼリーの3層になっており、八雲の好物がたっぷり詰まっています。

【梶谷アナ】
「せっかくなのでザクッと…」
【照沼 総料理長】
「そうですね!ザクッと3層一緒に食べていただいた方が…」
【梶谷アナ】
「(※コーヒーゼリーをすくって…)3層になりましたね。(※実食)おお!美味しい!和と洋合わさったコーヒーゼリー。最高ですね!まず食べた時にコーヒーの香りとか少し苦味がくるんですけど、ここにすぐ小豆のムースが。合わさって、すごいまろやかな感じになりますね。どれもそれぞれで美味しいですし、主張はあるんですけど、最終的に一つにまとまる感じというか…」

【照沼 総料理長】
「はい。ひとつひとつ作るのにスタッフと一緒に食べて、何回も何回も試行錯誤、試作して、最終的に行き着いたのがこういう形で、小泉八雲の本から全部引っ張り出して、じゃあそれだけを作ってというだけじゃなく、ちょっと自分たちのもアレンジも入れながら、現代風のものもちょっと作り上げました」
【梶谷アナ】
「この一つのコース料理から、当時の小泉八雲とセツの生活とか考えながら、思いをはせながら食べられるっていうのがすごく素敵な体験になりました。この朝ドラきっかけでこの街に来た人も是非この島根の美味しいものを、小泉八雲に思いをはせながら食べてもらいたいですよね」
【照沼 総料理長】
「是非来ていただければありがたいと思います」