コウノトリのヒナが誕生 親鳥の足元に小さな頭確認 国の天然記念物 広島・世羅町

6/10(火) 17:18

世羅町で国の特別天然記念物コウノトリのヒナが生まれているのが確認されました。

世羅町寺町の住宅街にある電柱の上に作られた巣…。
コウノトリの足元にヒナとみられる小さな頭がわずかに見えます。

世羅町教育委員会によりますと、ヒナにエサをあげるための行動とされるエサの吐き戻しが確認されたことから、先月28日に誕生したとみられています。

【毛利祥子記者】
「ヒナにえさをあげているのでしょうか。親鳥の足元にヒナのものとみられるくちばしが見えます」

世羅町でコウノトリのふ化が確認されるのは3年連続です。
ふ化後も親鳥が巣に座って卵を温めているように見えることから、生んだ卵はほかにもあるとみられています。

来月には個体を識別するための足環をヒナにつける予定です。
世羅町はコウノトリを刺激しないためむやみに、巣に近づかないよう呼び掛けています。