道路陥没事故 松井市長「自然災害ではない。原因確定できれば補償」復旧工事急ぐ考え 広島市

9/30(月) 19:07

広島市の松井市長は26日に西区で発生した道路陥没事故について、自然災害ではないという認識のもと、影響を受けた人への支援に取り組むと共にライフラインの復旧工事を進めると述べました。

【広島市松井一実市長】
「シールド工事に起因する被害・損害ということで原因が確定できれば、当然、補償していくことになろうかと思います」

現場も視察した松井市長は会見でこのように述べ、被害を受けた人の要望を聞きながら請負業者とともに対応する決意を示しました。

この事故は今月26日、広島市西区福島町で幅15メートル、長さ40メートル深さ最大2メートルにわたり市道が陥没。上下水道などのライフラインや建物11棟が損傷しました。
当時、現場の地下30メートルでは浸水対策として雨水管の埋設をするシールド工事が行われていました。

広島市によりますと、ボーリング調査やレーダー探査の結果、地下に他には空洞などの異常はないことが確認されていて、危険度判定調査で安全が確認された建物については順次、規制を解除するということです。

今後、市は上下水道などライフラインの復旧工事と、傾いた電柱や信号機の移設工事に着手するということです。