広島市で「こども誰でも通園制度」始まる 保育園と利用者の生の声 木村文子さんが取材

7/10(水) 19:15

今月から広島市でも試行的に始まった「こども誰でも通園制度」。
木村さんも気になっているニュースということで今回、一緒に取材してきました。

広島市西区にある保育園…。
この日、初めて園に訪れた1歳の陸羽くんとおかあさんは”ある面談”に臨んでいました。

【保育園の担当者】
「最初は短い時間から慣れていただければなと、1~2時間くらい。利用料は電子チケットに表示されるので、送迎時は必ず電子チケットが表示できる方がお迎えにきてください」

今月から広島市でも試行的に始まった「こども誰でも通園制度」です。
生後6か月から3歳未満の子どもが親の就労など保育の必要性に関わらずサービスを受けられるもので、広島市では1時間あたり300円、月に10時間まで利用できます。
この日は今後の利用にむけて保育園で事前の面談をうけ、アレルギーの有無などを確認しました。

【利用希望者】
「病院に行きたかったり美容室に行きたかったりとかそういうときに預け先がない。最初に誰でも通園制度を聞いたときに月に10時間なのでちょっと少ないなと思ったんですよね」
Q:実際に月どれくらいあったらいい?
「欲をいえば1週間に1回くらい預けられたらうれしいかなと思う。気持ちにもゆとりが生まれる。ほかの一時預かりに何回か登録をしたことがあるが安いなとは思った。それはそれでありがたいが、(親の体調不良など)突発的に何かあって預けるときにちょっと高くても全然いい。預けられた方がうれしい」

広島市では現時点で参加を表明しているのはおよそ300ある園のうち「39園」のみ。
そうした現状を踏まえ木村さんが気になっているのは…。

【木村文子さん】
「実際に保育士の人数の確保をどうされているのかなというのもそうですし、自分の身の回りに保育士として働いている人もいるが、なかなかいまなり手が少ないという声も聞くのでそのあたりの課題にはどう向き合っているのかなと」

【もみのき保育園・原田香里園長】
「子育て世代の保育士が多い。子育て世代ということは先日のように警報が出たら学校は休校になるし、妊娠・出産で育児休暇とかとる職員が多いので、そこのところは常に見越して余裕を持って職員の人数は確保している」

この保育園でも今年4月の時点で子どもの数に対し職員の数に余裕があったため参加を決めたといいます。

【もみのき保育園・原田香里園長】
「試行的だからしてもしなくてもいいのかなと考えたときに、働き甲斐とか生きがいとかそういうことに職員自体が繋がってくれればいいなと」

一方、街で話を聞くと今回の事業について”知らなかった”と話す人もいましたが、広島市は、こども誰でも通園制度は2026年度から本格実施される予定で、今回はどれほどの利用希望があるかどのくらいの準備が必要か、などを確かめる試行的事業のため、対象者ごとにハガキなど個別での案内はしていないといいます。

この5月に行った一次受付ではおよそ300人が申し込み、現在締め切っていますが、11月に二次受付を行う予定だということです。

<スタジオ>
実際に木村さんにも取材に同行していただきましたが、どのようなことを感じられましたか。

【コメンテーター:エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
実際に働いていらっしゃらないママのご意見を初めて聞いたんですが、病気になってしまったり自分の時間を確保したくてもできなかったりという、生の声を聞けました。実際に育児をする人じゃないとわからない部分がすごく伝わってきました。

働いていないというニュアンスは決して働いていないから何もしていないのではなく、まずそもそも子育てをしているわけです。それから家事もあったりだとか決して楽をしたいとかいうことではないんですね。

【コメンテーター:エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
本当にそうだと思います。さらに保育園の方では(保育士さんの)人数の確保の工夫もかなり考えられていましたし、保育士さんのやりがいも今回の取材で知ったので次世代にも伝えていきたいなと感じました。

子供を育てたくなるような環境を整えていくための選択肢が増えていくことは素晴らしいことだと感じます。