「G7広島サミット記念館」に展示物の搬入始まる 19日オープンに向け着々と準備進む

5/14(火) 17:31

G7広島サミットの開催からまもなく1年。
原爆資料館の北側に設置される記念館の準備が着々と進められています。
きょうは展示物を運び込む作業が行われました。

【鈴木記者】
「原爆資料館のすぐ隣、建物が着々と建っています。まだ名称の部分は白い覆いで隠されていますが、中を見てみるとG7広島サミットのプログラムや写真も貼られています」

展示品の本格的な搬入が始まった記念館。

「いま平和公園にトラックが入ってきました」

そのトラックから下ろされたのはG7首脳をもてなした円卓です。

「1年前に使われた机が、いまゆっくりと運び込まれていきます。ダンボールの上には「宮島」「岩惣」と書かれていますね。かなり重そうな印象です」

「G7広島サミット記念館」は整備費およそ5000万円で建てられ、展示数は「96点」を予定。各国首脳たちが被爆地広島に集結した歴史的なサミットを”県民の誇り”とし未来につなげる狙いがあります。

「いま置かれたのは、カナダのトルドー首相の芳名録(レプリカ)ですね」

首脳たちが資料館の見学後に平和へのメッセージを記した芳名録のレプリカは、G7首脳に加えてウクライナのゼレンスキー大統領のものなど18枚が展示されます。

「いま円卓の土台の部分が4分割になっていたが、一気に合わせられていきます」

円卓は40以上のパーツで構成されており、パーツの入る箱の側面に記載された出荷日はサミット開幕の9日前、「2023年5月10日」。開幕ギリギリまで準備が行われていたことが伺われます。
展示される円卓は、初日に宮島の老舗旅館で行われたワーキング・ディナーで使われたものですが、メイン会場のグランドプリンスホテル広島の様子の写真も展示され、サミット期間中に使用された2つの円卓を実物と写真で振り返ることができます。

平和公園を訪れた人に記念館への期待感を聞いてみると…。

【県外からの観光客】
「有効活用されることはいいことだと思う。どんな雰囲気で(G7サミットを)やるのかがわかるから見たい」

【広島県民】
「(G7サミットから1年)あっという間ですね。平和の街というのがPRできればいい」「やっぱり去年話題になったので、特に海外の方は興味を持って来られるかと思うし、日本の方も広島にまだ来られていない方が、これを機に来られたらいいんじゃないかと思う」

記念館のオープンはサミット開幕からちょうど1年の今月19日で入場料は「無料」。
サミットが次に日本で開催される2030年末まで公開されます。

<スタジオ>
6年半ほどの公開という事ですが、せっかくなので設置を続ければとも思うのですが。
広島市政担当の久保田記者によりますと、

【記者の目:久保田記者】
平和公園は国の重要文化財のため、仮の建物の設置は期限を決める必要があるということなんです。ですから、期限を次に日本でサミットが開かれる2030年いっぱいを目途としたということです。
また、広島サミット県民会議事務局は入館者数を年間20万人と想定しています。
もう1年経ったということに驚きます。

【コメンテーター:広島大学大学院・匹田篤准教授】
「本当にあっという間だなと思いました。そして、この円卓を一度使ってみたいなと思いながら未だに触ったことも目にしたこともない。このような道具は国際会議を誘致する意味での付加価値にもなっていく。そのためにもこの1年経って円卓を見てもう一度思い出すことは大切だと思う」

G7広島サミットがあったことを思い出して、平和への思いを新たにする。また、増えている訪日外国人の方にふれてもらいたいと思います。