愛情いっぱいバラを育てる人たち「思いやり・優しさ・助け合いの心」ローズマインドを子どもたちに 福山

5/14(火) 20:00

メビウスのとことんふるさと応援隊は今週末18日(土)19日(日)「ばら祭」が開催される広島県福山市を訪れました。地域の仲間と共にバラで彩られる町を整備する人々の思いを取材しました。

今回メビウスの二人が訪れたのは広島県の東部、福山市を代表する人気のスポット、ばら公園です。
今週末開催される福山ばら祭のメイン会場でもあるこちらの公園ではおよそ670品種7000本もの美しいバラが見頃を迎えています。

(メビウス・マミ&ノリエ)
「皆さん作業をされているけど…こんにちは!今何をされているんですか?」
(福山ばら会・副会長 北川 洋子さん)
「今日はね、信子妃殿下の名前が付いたバラなんですけど。記念に植樹したんです」
(マミ)「皆さんで植樹されたばかりのバラなんですね。ここは?」
(北川さん)「皇室コーナー」

皇室や皇族の名が付けられたバラが植樹されるロイヤルローズガーデンでこの日作業をしていた皆さん、実は…

(北川さん)「福山ばら会と言ってバラの愛好家の集まりなんです」
(マミ)「バラを愛してやまない会?」
(北川さん)「そうね。好きならいいの。好きなら皆でわいわい」
(ノリエ)「何人ぐらいの方が?」
(北川さん)「今約150名」
(マミ)「そんなにいらっしゃるんですか」

バラの愛好家が集まり1956年に誕生した福山ばら会は、バラの普及に向けて日々活動するグループです。各地でバラの栽培指導や講習会を行うほか、ボランティアで運営するばら公園内のばらハウス花園で苗の販売やバラの栽培相談などを受付けています。

(マミ)「バラの魅力って何ですか?」
(北川さん)「何でしょうね…癒やし?癒やしかな。バラをつついてるとね、ちょっとした病気は吹っ飛んじゃうのよね」

バラ愛溢れるメンバーで構成される福山ばら会。
彼らが手掛けるおすすめのバラスポットへ案内していただきました。

(マミ)「ばら公園から移動してきましたけど、今からどこに行くんですか?」
(福山ばら会・三藤 佳雄さん)
「ばら会の理事をしている江草さんという方が、こちらでバラ園をやっておられるんですよ。綺麗に作られて。皆さんが楽しみにして見に来られるんです」
(マミ)「ここですか?すごい!入口からバラが出迎えてくれた」
(マミ&ノリエ)「こんにちは、おじゃまします」
(福山ばら会・江草 修さん)「ようこそいらっしゃいました」
(マミ)「ここ、ご自宅ですか?」
(江草さん)「自宅です」
(マミ)「ご自宅でこんな!」

自宅の一角をローズガーデンとして開放するばら会メンバーの江草さん。
200坪もの敷地に広がる庭園では江草さんが育てた色とりどりのバラを楽しむ事ができます。

(江草さん)「地植えが約230株、つるのバラが約100株ですね」
(ノリエ)「何年ぐらいかけて?」
(江草さん)「約10年ですね」
(マミ)「10年でここまでになったんですか?」
(江草さん)「そうですね」
(マミ)「お手入れはどなたが?」
(江草さん)「バラは一人でやっています。花関係、草関係は全て私の妻がやっております」
(マミ)「奥様もここまでのバラ園を作られるって反対されませんでした?」
(江草さん)「大いに協力してくれました」
(ノリエ)「素晴らしい奥様だ」
(マミ)「私だったらやめろって言う」

バラの魅力をたくさんの人に知ってもらうため、夫婦で作り上げた素敵なローズガーデン。
今週末開催の福山ばら祭にも江草さんが育てたバラが登場します。

(江草さん)「切りばらコンテストに出すようなバラをここに植えています」
(マミ&ノリエ)「全部大きいですね」
(江草さん)「5月18・19日2日間ありますので。これを活けて、審査する時にちょうど開花してるような状態で持って行く。ですからこの大きいものを持って行ってもダメなんですよね。4分咲きぐらいのもの。朝7時頃に行って活けて。10時から審査を始めますので。その時に」
(マミ&ノリエ)「わー。そこまで計算して大変だ」
(マミ)「江草さんにとってバラの魅力って何ですか?」
(江草さん)「面倒見てやったぶんだけ、こたえてくれる所ですね。放置しておいたのではこんな綺麗なバラは咲きません。できれば朝昼晩接してやって見てやるという事ですね」
(マミ)「だって今ここまで歩いてきて一輪も虫に食われていないじゃないですか?うちの庭のバラ、虫に食べられまくってるんですよ」
(江草さん)「ローズマインドという言葉を聞かれた事あります?」
(マミ&ノリエ)「無いです」
(江草さん)「思いやり・優しさ・助け合いの心。これを福山は各学校で子供たちに教育しています」
(マミ)「その精神をもって」
(江草さん)「バラに接してください」
(マミ&ノリエ)「なるほど。いい事を聞かせていただきました。ありがとうございます」
(江草さん)「頑張ってください」

続いて向かったのは福山市立動物園すぐそばにあるガーデン富谷です

三藤さん「小野さん!」
(マミ&ノリエ)「あ、小野さんですか?こんにちは!」
(福山ばら会・小野 明人さん)「ようこそおいでいただきました」
(マミ)「こちらにもまたバラが」
(小野さん)「ようやく今日、皆さんを迎えるために咲きだしました。今からどんどん一日一つずつ新しいバラが咲き始める」
(マミ)「小野さんはここのリーダーですか?」
(小野さん)「はい。リーダー14年目」

およそ30人の地域住民がボランティアで整備しているガーデン富谷。
荒れ地だった場所にバラを植え始め、活動開始から14年経った今では500本を超えるバラが咲き誇る人気のスポットになりました。

(マミ)「目の前には池ですか?」
(小野さん)「ため池です。農業用水です」
(ノリエ)「眺めもいいですね」
(マミ)「あの辺にもバラですか?」
(小野さん)「ここを始めた時のスタート地点があそこです」
(マミ)「ここだけじゃないんですね」
(小野さん)「そうですよ、ここは一部です」
(マミ)「ここを始めようと思ったきっかけって何なんですか?」
(小野さん)「福山市の人たちは都会に出ても、『自慢できる所を言って』となった時に意外に持っていない。子供たちに自慢できる所を一緒に作ろうというテーマでここを始めたんです。僕たちは」

美しいバラが咲くこの場所を故郷の誇りにしてもらいたい…メンバー一人一人がもつ地域への愛がこのガーデンには詰まっています。

(女性メンバー)
「親子連れで楽しんでくださるから。楽しまれる姿を見るのが、また嬉しいですね」
「ゴールデンウィークは県外の車が多いです。島根とか山口とか。岡山からもよく来られます」
(小野さん)「皆いつがいいかって、よく言うんだけど。いい時がちょっとだから、余計、魅力があるんかな。輝いている瑞々しいのはちょっとだからね。それを見逃さずに見られた時には幸せだね」

(福山ばら会・副会長 北川 洋子さん)
「今の道を進んでいくんですけど、やっぱりもっと仲間を増やしたいですね。バラ友達を増やして、またそこから仲間が増えて。誰と会ってもバラの話ができる。そういう街にはなっていますけど、どんどんそうしたい」

♪Mebius「まっとって」

(マミ&ノリエ)「ありがとうございます!バラ最高!!」

<スタジオ>
【広島大学大学院・匹田 篤 准教授】(社会情報・メディア論が専門)
「ローズマインドと言っていましたが、みんなで作業、仲間とのコミュニケーションっていうのは最高だと思います。バラは世界的にも知名度が一番高い花なんじゃないですかね。ですから、日本人の私たちが考えている以上に、外国からの旅行者はバラを見て、日本のバラは素晴らしいと思ってくれるんじゃないでしょうか」