広島駅南口開発工事のイマ 広島電鉄の工事進捗率は40% 稲荷町「十字クロッシング」工事は最難関

7/24(月) 18:33

2025年春の完成を目指し着々と工事が進む広島駅南口ですが大きな「目玉」となる駅ビルへの路面電車の乗り入れに向けて広島電鉄”初”の線路を敷く工事の今を取材しました。

【映像提供:広島電鉄】
ダイヤモンドのような形にクロスした線路。
全体を見ると4方向それぞれ先に線路はつながっていません。
一体どこに設置される予定かというと…。

【加藤アナ】
「駅前大橋から広島駅を見ると着々と工事が進んでいます。そしてこちら、橋のちょうど中央のあたりまで移動すると広島電鉄が駅前大橋ルートを走る工事を進めているが、景色がこちらも大きく変わっていますね」

去年までは道路の真ん中に大きなクスノキや信号機などが立っていた広島市南区の「駅前通り」。新たな路面電車のルートをつくるため今年2月には大きな重機が入り、クスノキを抜いて別の場所に移植する作業が行われていました。

あれからまもなく半年…工事の進捗は。

【広島電鉄 駅前プロジェクト推進部・八木秀彰課長】
「電車の信号を制御するための通信線や(電車を)動かすための送電線が入っている。電車に電気を供給するための埋設工事をやっている」

同時に広島駅ビルへと電車を上げる橋の橋脚の施工なども進み現時点の進捗率は40%ほどだといいます。
そして、ここから広電史上最も難しいとされている最大のヤマ場が、さきほどのクロスした線路の設置です。
場所は駅前通りに作られる新しい路線と従来の路線が交わる稲荷町交差点です。

【八木課長】
「ここがちょうど東西の線路と南北いまから新しく敷く線路の交わる点で我々は十字クロッシングと呼んでいるが、広島電鉄としても初めての形状の線路、ここが基準の場所になるのでズレると既存線につなぐこともできないし新しい線路で広島駅に入っていくことも難しくなるということでここは本当にミリ単位で非常に精度が高い施工が要求される」

【みんなきんさい広電チャンネルより】
そのため、広島市内のある場所でいま行われているのが実際に敷く線路を仮に組む作業…。
代表的なもので1個およそ3.3トンある「軌道ブロック」およそ500個などを合わせて稲荷町交差点を再現し線路が繋がるか確認しているんです。
その大きさは、人と比べるとこれほど…。
全体をみても驚きのスケールです。

【八木課長】
「ズレてしまうと普通は作業員がよいしょとバールで合わせるが、軌道ブロックなのでそういうことができない最終電車が通ったあとからの作業になって始発電車が入るまでに再度開放しないといけない。なので限られた時間内に精度が高い工事を後戻りがないようにしなければいけない。一発勝負のところがあるので非常に慎重に確認をしながら行っている。近隣住民や通行される方には多大なご迷惑をおかけして工事をしていますが、広島の新しい玄関口となるよう空間整備を安全に進めてまいりますので引き続きご理解とご協力をお願いしたい」