姉妹デュオ・Ｍｅｂｉｕｓが、ふるさとで頑張る人たちを応援する「Ｍｅｂｉｕｓのとことん！ふるさと応援隊」。今回は広島県庄原市から、とある依頼が舞い込んできました。


【Ｍｅｂｉｕｓ・Ｎｏｒｉｅ】
「圧巻の田園風景！今回は庄原市東城町にやって来ました」
【Ｍｅｂｉｕｓ・Ｍａｍｉ】
「空気も美味しいし、見渡す限り大自然」
【Ｎｏｒｉｅ】
「この町でどんな方々に出会えるのか早速行ってみたいと思います」
【Ｍｅｂｉｕｓ】
「レッツゴー！！昭和…めっちゃ昭和じゃん」

今回の舞台は県北東部庄原市東城町、自然美あふれる中国山地の山々と清らかな水に恵まれ県内屈指の米どころとして知られるこの町で一体どんな出会いが待っているのでしょうか。

【Ｍｅｂｉｕｓ】
「おはようございます」

彼女たちを待っていたのはお揃いのハッピをまとったお三方。とある保存会のメンバーという事なのですが…

【Ｍａｍｉ】
「何の保存会？」
【大仙登りのうた保存会・本郷恵美子さん】
「田植え歌。昔から代々、戦前から伝わっている」
【Ｍａｍｉ】
「田植え歌というのは？」
【本郷恵美子さん】
「今は機械だけど、昔は手作業でその歌を聴いて元気づけられて」
【大仙登りのうた保存会・大倉千之さん】
「地区地区によってリズムが違うし歌も違うんです」
【Ｍｅｂｉｕｓ】
「そうなんですね」

東城町田森地区で古来から守り継がれる田植え歌。
それが…

【大仙登りのうた保存会メンバー】
「あれ見さい　ヤンハーレナ　米子が沖で　まう舟は　ヤンハーレナ　まう舟は　ヤンハレー」

手植えで作業する人たちに向けたエールとして地域で歌い継がれる大仙登りのうた。
しかし、田植えの機械化が進む現代においてその存在は影を潜めつつあります。

【本郷恵美子さん】
「昔の人がこれをやってきて現在自分たちが生かされている。後世にずっと残せるものなら残したい」
【大倉千之さん】
「大変苦労していたという事を残したい」
【本郷恵美子さん】
「今から育っていく子ってお米は機械で植えて機械で刈ってという事しか分からないけど歴史として残しておけばいいかなと」

ふるさとに伝わる貴重な文化を次の世代へ保存会の思いを知ったメビウスの二人も大仙登りのうたを盛り上げるため練習スタート！実はこの日、地元小学校の田植え会で保存会による田植え歌の披露が予定されているんです。

（Ｍｅｂｉｕｓと保存会メンバー　練習の様子）

【Ｍｅｂｉｕｓ】
「ありがとうございます」
【本郷恵美子さん】
「すごい上手！きれいな声」
【Ｍａｍｉ】
「メロディーもきれいだね」

この日集まったのは地元粟田小学校の児童１５人。保存会のメンバーでもあり、東城町で合鴨農法によるこだわりのお米を生産する藤本農園の藤本社長指導のもと子供たちが田植え歌に合わせた手植えに挑戦します。

♪　大仙登りのうた

田植え歌のリズムに合わせてテンポ良く作業を進めていく子供たち。
その様子を見たメビウスの二人もたまらず田植えに参戦することに…


【Ｍｅｂｉｕｓ】
「すごいこれ…ちょっと待って」
【Ｍａｍｉ】
「これ大変かも」
【Ｎｏｒｉｅ】
「押そうか？」
【Ｍａｍｉ】
「危ないってほんとやめて！持っちゃダメだって」

二人にとって小学生の時以来人生二度目の田植え。
ぎこちないながらも子供たちに教わりながら昔ながらの手植えを体験させてもらいました。

【参加した小学生】
「楽しかった」
【Ｍｅｂｉｕｓ】
「田植えは初めて？」
【小学生】
「１年生の時と保育所の時」
【Ｍｅｂｉｕｓ】
「登りうたを歌ってもらってどうだった？」
【小学生】
「リズムに乗ってできるなと思った」
【小学生】
「今日は、あぜを崩しちゃったから今度はあぜを崩さないようにします」
【Ｍｅｂｉｕｓ】
「私たちちゃんとできてた？ちょっとうるさかったかね？」
【小学生】
「だいじょうぶ」
【Ｍａｍｉ】
「田植えの大変さを始めて知りましたけど、登りうたがあることでこんなに気持ちが楽というか、テンポ感だったりとか植える人もそうだし、太鼓をたたく人も、歌う人も美味しいお米ができることを願って力を合わせてやられていたんですね」

【藤本農園・藤本聡さん】
「技術が発達して機械になってこういう事がだんだんとなくなってしまったんですけど、この地域の食べ物なんだよ、それをみんなで作ってるんだよという事を知ってもらうにはすごくいい文化だなと思ってこれからも保存していきたいなと思いますね」

【Ｎｏｒｉｅ】
「こうして実際に参加させてもらって、さらに『いただきます』をちゃんと言わなきゃなと感じました」
【Ｍａｍｉ】
「ちなみに私たちの田植えは何点だったでしょうか？」
【藤本聡さん】
「田植えですか？点数をつけるのはあまり好きではない…」
【Ｍａｍｉ】
「すごい気をつかわれた感じ」

Ｍｅｂｉｕｓ　「　♪ まっとって 」

庄原市東城町田森地区の皆さん、ありがとうございました。