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おりづるタワーに壁画アート完成 「この世界の片隅に」こうの史代さん作品も 広島

4/11(月)  19:10 掲載

原爆ドームの東隣にある「おりづるタワー」で、広島ゆかりのアーティスト9人が戦後100年に向けた願いを描いたアートが完成するのを前に、11日、披露会が行われました。

「おりづるタワー」のスロープでは、ことし1月下旬から広島ゆかりの9人のアーティストが幅およそ24メートル、高さ4メートルほどの壁面に戦後100年の節目となる「2045年」をテーマにアートを制作してきました。

【広島マツダ・松田哲也 代表】
「世界ではロシア・ウクライナ問題があります。また同じ過ちを繰り返そうとしています。私はこのタイミング的には”NINE HOPES”は、世界に向けて発信できるものだと思っています」

間もなく完成するのを前に、記者会見が開かれ、参加したアーティストたちそれぞれがアートに込めた想いや願いを発表しました。
中でも今回、注目されたアーティストのひとりが「この世界の片隅に」などで知られる漫画家のこうの史代さんです。

【漫画家・こうの史代さん】
「私が子供のころは、原爆の日は慰霊の面が強かった。でも今は、平和祈念の面が強くて、この作品を見ながら、自分の、今はここにいない誰かを想って、誰かの、今ここにいない誰かにも想いをはせてもらえたら」

【若木記者】
「今回、壁画には初挑戦したというこうの史代さんが描いたのがこちら、般若心経の全文です。慰霊の思いを込めて描いたというこの壁画。間には平和の象徴、ハトもたくさん描かれています」

壁面には、原爆で犠牲となった人への慰霊の思いを込め、般若心経の全文が梵字で書かれています。
そして、般若心経のスタートにはカープの帽子をかぶったハト、そして、ラストにはカープの帽子をかぶった鯉も描かれています。

温かみのあるタッチで平和の象徴・ハトや愛の象徴、鯉が散りばめられていて遠くから見ると、青とオレンジの手が握手するようにも見えます。
壁画の製作期間中はちょうど、ロシアによるウクライナ侵攻が連日、伝えられている最中でもありました。

【漫画家・こうの史代さん】
「相手の事情も考えてみる、想像力を持つことが大事」

壁画は全部で9層あり、それぞれのアーティストの戦後100年への願いが描かれていて、今月29日に完成する予定です。

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