広島ニュースTSS

廃棄されてしまう花に感謝の気持ち託して 医療従事者に花束を贈る高校生 広島

1/13(木)  18:55 掲載

SDGsの取り組みを紹介する「フューチャースマイルプロジェクト」のコーナーです。
今回はコロナ禍で発生した「もったいない」をなくすために奮闘する高校生の姿をお伝えします。

去年7月、県立広島商業高校の一室に集まっていたのは、商業研究部の生徒たち。生徒たちが注目していたのは、コロナ禍で結婚式などのイベントがなくなり、需要が減ったため廃棄されてしまう花でした。

(商業研究部・北川華菜 部長)
「コロナ禍で(花が)ロスになってしまう状況もあったと聞いて、私たちにできることがないかと考えて今回サブスクの「ロサボフラワー」というプロジェクトを考え企画しました」

部長の北川さんたちが考え出した「ロサボフラワー」とは、「ロハス」「サブスクリプション」「ボランティア」の3つの頭文字をとったプロジェクト。もったいない花を活かした定期・定額の販売システムです。

売上金の10%は、コロナ禍で奮闘する医療従事者のみなさんに花を届けるために使われます。このシステムを作り上げるために生徒たちは花屋や市場を訪れ様々な声を聞き、市場調査を重ねました。また販売初日の去年7月1日には公式インスタグラムも設置し、認知度も少しずつ上昇。売り上げも右肩上がりに増えていきました。

しかし、より多くの医療従事者の方に花を届けるためにはさらに資金が必要です。そこで活用したのがクラウドファンディングでした。まったく違った形でプロジェクトを知ってもらうことで、コンセプトに共感する人も増え、1か月あまりで83件、32万6000円の支援を受けることができました。そして…。

(金田アナ)
「きょうはいよいよ医療従事者のみなさんに花を届ける日なんですけれども、いまみんなで力を合わせてラッピング作業を行っています」

学校に届いたのはその日市場で仕入れたばかりの新鮮な花。ひとつひとつ丁寧に医療従事者のみなさんに渡せる形に花を仕上げていきます。およそ200本の花を仕上げるには人手が必要ということで、この日は華道部や生徒会のメンバーなども手伝いにきてくれました。

(華道部の生徒は)
「病院に花を贈るということで華道部として花にも携われるのでいい機会になるかなと思ってのぞみました」
「いつもは花をいけるのでラッピングとかはやったことがないので難しかったです」

(生徒会の生徒)
「ひとつひとつ手作業でやるっていうのは手間もかかるし時間もかかるけど、ひとつひとつに思いを込めることでその分病院にいる人たちに思いが届けばいいなと思う」

そして、その日の午後。生徒たちが花を抱えて病院にやってきました。まずは院長先生に挨拶です。

(商業研究部・北川華菜 部長)
「花でたくさんの人が笑顔になってほしいっていう気持ちとコロナ禍でも医療従事者のみなさんにがんばっていただきたいと思い、今回はボランティアとして花束をお渡ししたいと思います」

そして、この日はコロナ病棟の患者がゼロだったため、実際に現場に立つみなさんに直接花を手渡すことができました。

(看護師さん)
「日々がんばるだけなんですけれども、こういう風にあたたかい気持ちと素敵な花をいただくと気持ちに灯りがつくというかまたがんばれる力をもらった気がします」

(商業研究部・北川華菜 部長)
「私たちの気持ちだけじゃなくて、クラウドファンディングに賛同してくれた方や、より多くの人と一緒にボランティア活動ができてるっていうのが、すごくきょう実感できた」

そんな県立広島商業高校商業研究部のみなさんにとってSDGsとは?

「ロサボフラワーですべての人が花で笑顔に」

直近のニュース

全力応援!カープファームチャンネル

地域安全情報 広島県警察公式Facebook