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間一髪!土石流が住宅地すぐそばまで 住民を守った砂防ダムも満杯に 広島

8/18(水)  18:28 掲載

今回の大雨ではこれまでに土石流が発生し砂防ダムが機能したことで住宅や人への被害を免れたという事例が県内数ヵ所で確認されています。土石流を目撃した住民がその恐怖を語りました。

広島市安佐南区で撮影された映像。高く大きな堰堤には流木が引っかかり、その近くには石のようなものがあるのも確認できます。さらに周辺の地面は多くの土砂が覆い、勢いよく流れた木や石は住宅のすぐそばまで押し寄せています。そして、穴からは茶色い水が滝のように流れていました。

実はこの場所。

【加藤アナ】
「安佐南区相田上空です。住宅街のすぐそばまで砂防堰堤を乗り越えて土砂が流入しています。土だけでなく大きな木も見られます」

土石流が砂防ダムを超えた瞬間を目撃したという結城さん。この地区の自治会長を務め発災当日の今月14日には副会長と2人で砂防ダムの様子をみていたといいます。

【安東亜ハイツ自治会・結城勝美会長】
「14日はこういう綺麗な水ではなく茶色っぽい水が砂と一緒に流れていた。その時には真ん中の倒木がある場所が変わらない状況で水も出ていなかった」

砂防ダムの穴から水が出ていないという異変を感じながら警戒を続けたという結城さん。

その時…「危ない!」

第2波とみられる土石流が発生。土砂や流木が勢いよく砂防ダムを乗り越えてきたのです。

【安東亜ハイツ自治会・結城勝美会長】
「14日の12時すぎですね。バリバリという音と、きなくさい独特のにおいがして、ドーンというような爆音のような音がした。その時には向こうから倒木や石が流れてきたので止まってほしい、止まれ止まれ、止まったという感じの状態だった」

当時は雨もそれほど強くなかったという現場周辺。町内会ではこれまで、災害に備えた意識の共有を進めてきたといいますが、結城さんは想像をはるかに超える瞬間だったと話し、少しでも早い避難の重要性を実感したといいます。

「昨今災害が発生している中で、砂防ダムがあることを過信したらいけないよということを言っていたので、それが現実になったと。いろいろないままでニュースとかでいろいろ聞いていますけど、実際流木が流れるのはコンマ何秒かというような秒速だった、足がすくみました」

幸いにも砂防ダムとその前にある遊砂地が土砂や流木を受け止め、住宅や人への被害はありませんでした。

また、この場所の他にも今回の大雨で砂防ダムが機能した場所があります。18日上空から確認すると

「こちらの砂防堰堤は水が勢いよくあふれ出しています。上の方を見るといまにもあふれ出しそうなほど土砂が流入しています。黒っぽい流木や泥そして茶色い水そして土、山が相当崩れたことがわかります」

砂防ダムが満杯状態になっていることから、今後の土石流被害に備え安佐南区はチラシを作成し早めの避難を呼び掛けています。

さらに県によると、安佐南区山本と北広島町本地にある計3か所の砂防ダムで満杯の状態になっているとしています。

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