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元「自宅療養者」が語る実態 行政も”混乱”パルスオキシメーター届かず 広島市

6/3(木)  18:43 掲載

新型コロナ、患者の現状です。緊急事態宣言が延長され急拡大していた新規感染者は一時のピークを越えた感がありますが療養をする患者の人数は依然、高止まりが続いています。元・自宅療養者に現状を聞きました。

【広島市在住40代女性】
「髪の毛がシャンプーしていた時にゴソッと抜けて、見たら排水溝に髪の毛の固まりがあって。頭痛が日に日に強くなって、薬飲まないと寝られないくらいしんどかったです。鼻づまりはいままで経験したことないくらい詰まった」

カメラの前で新型コロナウイルスの辛い療養生活を語ったのは、広島市に住む40代の女性。突如現れた、ある”異変”で感染を疑いました。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「コーヒーを飲んでいたら少し口の中がおかしいと思って」

毎日欠かすことなく口にしているコーヒーの味がしない。
翌日には何を食べているかわからないほどの味覚障害に襲われ、PCRセンターで検査を受けた結果陽性と判定されました。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「もしマスクをとる機会があるとすれば、カフェの喫煙ルームなんですね、そこでは結構お話される方もいるし、密集していたし考えるとそこくらいしかなくて」

限られた空間の中で複数の人がマスクを外す喫煙所で感染したのか。一方で女性はPCRセンターで検査を受け、陽性が通知されるまでにある”混乱”が見られたとも話します。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「14日に陽性なら連絡がありますと言われたが、14日にはなくて、県庁のHPで「連絡終わりました」というのを確認したのでコロナじゃないと思っていたんですけど、15日の23時前に「陽性です」という連絡が入った」

連絡終了を確認し、スーパーへ買い物にも出かけてしまったという女性。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「保健所の方から『自宅療養でいいですか』と言われて、ホテルはダメですかと聞いたら『ちょっとホテルがいまいっぱいだから』と言われて、一人暮らしなので自宅療養でいいですということを伝えた」

そして、始まった自宅での療養生活は。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「私のほうから食事はどうしたらいいか聞いたんですけど、(保健所から)デリバリーをお願いするか、家族か友達に買ってきてもらってドアノブにかけてもらってくださいと言われたので、家族や友達には頼れないので食事はデリバリーで対応した」

ホテル療養では毎日、朝・昼・夕に弁当やお茶が出されますが、自宅療養者には提供されず、友達などに頼ることで感染が広がることを恐れた一人暮らしの女性はデリバリー。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「食欲はあったので、パスタとか丼物とか頼んでいた、味はしないんですけど」

また、自宅療養が始まると注意事項などが記されたしおりが郵送で届き、その中には、朝夕の体温測定と血中内の酸素量を計るパルスオキシメータの数値を健康観察票に記録するよう書かれていました。
しかし広島市から届けられるはずのパルスオキシメータ自体が最後まで手元に送られてこなかったといいます。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「届くので終わったら返信用封筒に入れて送り返してくださいと書かれていたが、広島市がちょうど多かった時期なので機械が足りなかったのかなと」

さらに、保健所からの連絡でも一部”疑問”に感じるシーンがあったという女性…。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「初めて保健所から来たときは私が住んでいる区から来て、日々の連絡もそこから来ていたが、急に別の区から連絡があって、その方がいきなり、連絡遅くなってすみません。「あなたは自宅療養です」といきなり言われたので。自分の区のところには(体調などを)言っているのに、また同じこと聞かれるから面倒くさくて、なんで私はそこの区に住んでいないのにどうして電話かかってくるんですかと聞いた。そうしたら私のカルテが、その区に混じって入っているから電話したと」

感染が急拡大し、今も多くの人が自宅で待機、または療養している広島県内の現状。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「自分では感染対策しているつもりでも、たかが5分マスク外しただけでもうつっちゃうんじゃないかと思う、コロナって。マスクは外さないものと思って生活したほうがいいと思った。
自宅療養はお医者さんがそばにいないので不安なところが結構あるので、ちょっとでもつらいと思ったら、保健所の方に病院行かせてくださいと言ってもらいたいなと思った。いま罹っている方は」

女性は症状が治まり、療養生活を終えましたが、今も、ある”不安”と直面しています。

【新型コロナに感染した広島市在住の女性(40代)】
「まだウイルスが残っているんじゃないかという不安はあるので、人と会うのが申し訳ないと思う」

わずかな気のゆるみから自分を苦しめることにもなるコロナの感染力。自宅療養者の現状です。

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