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オンラインで「法要も!」若き住職が「心の平穏」取り戻す新たな取り組み

05/22(金)  19:30 掲載

新型コロナウイルスの収束がなかなか見通せない中、オンラインを活用してコロナ禍に苦しむ人たちに寄り添うお寺が、福山市にあります。閉塞感が漂う毎日だからこそ「心の平穏」を実現しようと、精力的に活動する若き住職に密着しました。

福山市の閑静な住宅街の一角にある崇興寺。1671年に建立された浄土真宗のお寺です。
寺の住職を務めるのは枝広慶樹さん。先代から寺を継ぎ今年で12年、34歳の若手住職です。門徒の数はおよそ350世帯あり、家に直接出向いてお経を読む「月参り」の法要は住職の大切な仕事です。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、「月参り」の件数は大幅に減少。
これまでの5分の1ほどになりました。
さらに、寺に地域住民を招いて行っていた勉強会などの行事もすべて中止となり、地域と関わる機会を奪われてしまいました。
そんなもどかしさが続く中、先月、住職は新しい取り組みをスタートさせました。
【枝広住職】
「きょう連絡くださったのはどういったことだったんですか?」
「コロナ禍で、不安を抱く人たちに何とかして寄り添う方法はないか?」
そんな思いから住職は、無料通信アプリ「LINE」を使った無料の電話相談を始めました。相談は1回90分。仕事を失う不安や家族内での人間関係といった相談が多いということです。
【枝広住職】
「素直に相手のことを思ってるとお伝えされたら良いんじゃないですかね」
苦しみに共感し、住職としての経験や仏教が導く教えから、優しくアドバイスを伝えていきます。新たに始めたのは電話での相談だけではありません。
【配信する枝広住職】
「どうも皆さんこんにちは、枝広です。このチャンネルは広島県福山市崇興寺の住職がお届けします」
なんと住職はユーチューバーとして動画の配信も始めたのです。普段、寺との接点が少ない若者世代に、少しでも仏教に関心を持ってもらおうと思ったのがきっかけでした。
仏教やお寺に関する解説が主な内容ですが、気構えずに見てもらえるよう試行錯誤しながら配信しています。
どんな苦しい状況にあっても新たな活動にチャレンジする住職には、門徒からも厚い信頼が寄せられています。
【門徒・舘原智恵美さん】
「動画見させてもらって、すごい楽しい。お寺がなくなってもいいような時代が来てるのにかかわらず、住職はどうやって立ち直らせようかという力を持っておられる方ですね」
古くから人々の心に寄り添ってきたお寺。この先時代が変化しようとも多くの人の心の支えとなるため、お寺の新たな可能性を模索する住職の挑戦は続きます。
【枝広住職】
「ラインの相談窓口を設けてみたり新しく発信することでそこで繋がるご縁もたくさんあって実際にはお寺を必要とされてる方っておられるんだなと思いました。まだまだできないことややっていないことが山ほどあるので色々させていてだいて挑戦していきたいなと思います」

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