子育てアドバイス

夏休みこそ“食”について考えよう!作ってみよう!

長い夏休み、子どもと一緒に料理を作ったり、食材探しに出掛けたり、“食”について考える時間にしませんか?自然派レストランAGRIオーナー兼シェフで、食育プロデューサー、料理研究家の黒田千晴さんに、子育て中の食の大切さについて聞きました。

食べ物が体を作っている
 私たちの体は60兆個の細胞からできており、それを作るのは食べるものです。人の体は4ヶ月でほぼ入れ替わると言われ、細胞の中に眠る遺伝子のうち、良いスイッチを入れていくのも食べるものです。そう考えれば、何をどう食べなければならないか考えることは、とても大切だということがわかると思います。
 食べ物に関心を持つために、有効なのは、その食べ物がどうやってできて、どんな道をたどって、食卓まで届いたかということです。夏休みは、そういうことを調べるのにも良い機会です。田舎に行って畑や田んぼを見たり、魚を釣ったり、牧場に行ったり。地元の採れたて野菜が並ぶ道の駅などで野菜を買って、本当に新鮮な野菜の味を知るのもいいと思います。

保護者も子どもと一緒に食について考えてみましょう
 食について知り、素材を選び、献立を組み立て、調理をするという力が不十分な子どもにとって、保護者が与える食の体験というものは、大きな責任を担います。子どもと食について考える機会に、保護者も食について改めて考えてみましょう。
 特に気を付けてみてほしいのは、塩分。離乳食の時は、かなり食に気を配ったお母様でも、子どもの成長に従い、忙しくなることもあり、配慮が薄くなる傾向があると思います。特に気をつけたいのが、味覚を麻痺させ体にも負担をかける塩分です。調理には気を付けていても、食卓でかける調味料や、おやつのスナック菓子などに無頓着なことも多いようです。また、スーパーで食材を買う時は産地などをチェックしていても、外食や惣菜を買う時は気にしていないということもあります。
 保護者の方も忙しいと思いますが、充分調理に時間が取れないのなら、味噌汁に入れる野菜を2、3品増やすところからでも、日常の食について意識してみましょう。

夏休みは子どもと料理に挑戦する良い機会
 子どもと一緒に、ごはんやお菓子作りに挑戦することは、食に興味持たせる良いきっかけになります。簡単なものから、子どもの興味と年齢に応じて、楽しみながらクッキングに取り組んでみてください。

ちはるさんお勧めレシピ
【簡単!お揚げピザ】(4人前)
●油揚げ…2枚 ●溶けるチーズ…適量 ●トマト…1個
(1)油揚げ半分に切り、切り口を開く
(2)トマトを薄くスライスする
(3)(1)の中に溶けるチーズと(2)を詰める
(4)グリルに並べ、弱火でキツネ色になるまでカリッと焼く
※バーベキューの時に作って持っていくと、変わりネタとして楽しめます
※好みでケチャップを添えて。大人はタバスコを振るとお酒のおつまみにも最適です
黒田 千晴(くろだ・ちはる) AGRIオーナーシェフ

食育プロデューサー、料理研究家

魚屋兼仕出し屋を営む家に生まれ、子どもの頃から料理にも親しむ。家族の病気をきっかけに、創作料理を提供する「スープ&おばんざいキッチン ポットラック」をオープン。2010年に「AGRI」を開店。オーナー兼シェフとして腕をふるうほか、各地での食に関する講師や、フードプロデュース活動、テレビ・ラジオ番組などにも出演。「食育」は特に力を入れる分野で、PTAなどからの講演依頼は積極的に受け入れている。

AGRI(アグリ)
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