コミュニティ情報

少年消防クラブの活動

 9月1日は「防災の日」。いつも以上に「防災」について学び、意識をした子どもたちも多かったと思います。2014年8月20日、広島市で大規模な土砂災害が発生し、多くの命が失われました。日頃から災害に備える準備をしていたら、助かった命があったかもしれません。そこで今回は、火災の知識や火災を出さない環境を作ることを目的として設立した「少年消防クラブ」、略して「BFC(ボーイズアンドガールズファイヤークラブ)」を紹介します。
 「少年消防クラブ」は、総務省消防庁が推奨している民間防火団体で、主に小学校中学年以上を対象としていて、火災が起こる仕組みや予防法など、実践を通して勉強をしています。現在、全国で約4,500団体、42万人が登録していて、広島市では16クラブ、約250人のクラブ員が各地域・学区で活躍をしているそうです。

例えば、このような活動をしています。

■「一日消防隊員」として各種の消防体験
■規律訓練・消防基本訓練などの消防技術の習得
■防火夜回りなどの実施
■防火ポスターや防火看板の作成や提出
■防火パレードの実施消防出初式への参加
■一般火災予防及び消防用設備などの知識の習得
■一人暮らし老人などの家庭防火訪問
■その他、各地域に溶け込んだ防火思想の普及啓発など
 その中で、年に一度行われている「少年消防クラブ宿泊研修」があります。広島市消防局管内にある各少年消防クラブの子どもたちが集まり、一泊二日で火災に関することを実習しながら学びます。また、普段あまり交流することのない他のクラブ員と一緒に宿泊研修を行うことで、集団生活に必要な協調性を身につける、という目的もあります。
 まず、宿泊研修でどんなことをするのかオリエンテーションを行います。訓練を行うことの大切さを知ることで、より理解を深めていきます。
 避難訓練では、私たちが普段よく目にする緑色の人が走っている表示の意味や非常口の確認、煙を吸わないようにするにはどうしたらいいのか、など、一つ一つ担当の教官が丁寧に教えてくれます。実際に煙が充満している中を、壁を叩きながら、非常口から外へ出る、という訓練を行います。
「煙で前が見えなくて大変だった」という参加者の声も
 避難器具体験コーナーでは、防火シャッターやスロープなど、どうやって使用するのか説明を受け、防火防災設備に触れる体験をします。
 消火訓練では、消火器の使い方を学んだ後、シミュレーション画面を使用して、消火活動を行います。総務省消防庁によると、平成26年度の出火原因の第 1 位は「放火」、第 2 位は「たばこ」だそうです。
シミュレーション画面で火災の様子を映し出します
消火活動を体験する少年消防クラブ員
 クラブ活動だけではできないことを体験することで、火災や災害が発生したとき、防災行動力が発揮できるようになるよう、訓練を行います。お子さんが研修で学んだことを親御さんも一緒に復習し、「防災」について考えるいい機会になると思います。
 「少年消防クラブ」に興味がある方、お住いの地区を管轄する消防署の予防課へ問い合わせてみてください。

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