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コロナ禍・糖尿病対処法を専門家に聞く

05/20(水)  21:15 掲載

気温が上がるこれからの季節、注意が必要な熱中症。その熱中症にかかりやすいのが糖尿病の患者です。今年は新型コロナウイルスの影響も懸念される中、命を守るための注意点を専門家に聞きました。
【JA広島総合病院糖尿病センター・長石田和史医学博士】
「糖尿病の患者で、一番気を付けるのは夏に関しては熱中症という病態です。これは皆さんよく知った言葉だと思います。脱水を機会に体温が上がってしまう病気ですが糖尿病の患者は高血糖によって多尿になっている。体の中の水分が不足しやすいが、のどの渇きがだんだん長くなって鈍くなってくる。なので水分の補給がおろそかになって脱水を生じやすい。皆さんコロナウイルス感染対策で外出を自粛するということをされていたと思う。外出自粛によって外に出るのが怖いので運動をしなくなる。こういったことが起きている。運動しなくなると免疫機能が低下することが起きます。もう一つ運動不足になると汗をかく習慣がなくなるので発汗機能が低下してより体温の調節ができなくなる。そして、高血糖そのものによってさらに多尿になるので脱水になりやすくなる。ということで、実は外出の自粛そのものが、さらに熱中症を起こしやすくなることが考えられます。今年の夏に向けて糖尿病の患者が気を付けることは何かについて説明します。ずばり、申しますとコロナ感染防止とともに熱中症対策が重要です。対策は2つです。1つは本格的な暑さ到来の前に運動習慣をつけましょう。3密を避ければ屋外の運動もOKです。適度な汗をかいて体温調節機能を維持する。これも必要です。筋肉の活性化によって血糖値もよくなります。2つめ、こまかな水分補給が必要です。マスクをすると、のどの渇きに気づきにくく、とかく水分を取るのが面倒になりがちです。目安は2時間おきにコップ1杯の水分を取るのがいい。水分はカフェインゼロの麦茶やルイボスティーなどもおすすめ。コロナ感染以外に熱中症を予防していただいて元気に夏を乗り切っていただきたい」

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