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手料理で子供の居場所づくり ばっちゃん・中本忠子さん 広大大学院の教育を受賞

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12/07(木)  19:00 掲載

広島大学大学院が優れた教育者に贈る『ペスタロッチー教育賞』に、長年、貧困家庭の子供や非行少年などに家庭料理を振る舞っている広島市の女性が選ばれました。

今年の『ペスタロッチー教育賞』を受賞したのは、広島市中区の元保護司・中本忠子さんです。

『ばっちゃん』という愛称で親しまれている中本さんは、手料理を通して行き場のない子供たちの『居場所』を作って来ました。

30年以上も前から自宅を開放してきた中本さんですが、去年、NPO法人『食べて語ろう会』のメンバーと共に自宅近くの空き店舗を改装し、1日およそ20人の子供や若者が食卓を囲む『基町の家』をオープンさせました。

中本さんと子供の会話
「学校いったん?偉かったね」
「学校行って何時間勉強したん?6時間したん」
「(学校に)行かんのんじゃけ」
「こういう子は大人不信が多いんよ…」

受賞を記念したきょうの講演会で、中本さんは、
「子供を信じてやるというのが一番特効薬になる。空腹と孤独が犯罪の源になる。
だからこの2つだけは満たすようにみんなにしてあげて、というのが2回少年院に入った子の言い方。私はそれを守ってやっている」と話しました。