2012年 6月 18日(月)

難病と闘う“さほちゃん” 米で心臓移植のチャンスを


重い心臓病と闘っている菊地咲帆ちゃん。母親の由利子さんは「皆さまのお力で娘の命を救ってください。娘に未来を与えてください」両親が会見で涙ながらに訴えた理由は…。土谷総合病院・田原昌博主治医は、「現時点では、拘束型心筋症に対する有効な治療法はなく心臓移植しかない」と語る。両親はアメリカでの心臓移植を決意しました。手術に必要な費用は1億4400万円。さほちゃんを助けようと両親の友人らも立ちあがり、募金活動が始まりました。こんばんは、ここからはTSSからお伝えします。50万人に1人とも言われる難病、『拘束型心筋症』と闘っている2歳の女の子がいます。その子が生きていくためには、心臓移植しか道がありません。一刻も早い移植を必要としている今、両親は多くの人の協力を呼び掛けています。廿日市市に住む菊地咲帆ちゃん・2歳。母親の由利子さんは、「これが強心剤なんです。24時間つけてないといけない」。咲帆ちゃんが生まれたのは、おととしの3月。結婚して10年。待望の赤ちゃんでした。すくすくと元気いっぱいに育った咲帆ちゃんに異変が訪れたのは、去年の年末のことでした。最初はおなかが膨れてきて…。今年3月、広島市の病院に入院。告げられた病名は、『拘束型心筋症』。由利子さんは「聞いたこともない病気で、海外での心臓移植しかない、3歳になる前、年内にはしないと」海外での心臓移植。思いもよらない説明でした。母親の由利子さんは、「日本国内で可能性があるならば、待ちたい…」。しかし、臓器移植のコーディネーターは、日本の厳しい現状を指摘します。広島県移植コーディネーター・山本京子さんは、「改正臓器移植法、改正される前は外国と比べてケタ違いに少ない」と言う。日本と海外の移植医療。国別でみるとアメリカでは、2000近い数の心臓移植があるのに対し、日本は1ケタにとどまっています。さらに6歳未満の臓器提供は、これまで、ありませんでした。こうした中、先週木曜日、日本で初めとなる6歳未満のドナーが現れます。こどもの臓器移植の現状に新たな一歩が踏み出されました。しかし、今、移植を待つ子供にとって、現実は厳しいと言います。移植コーディネーター・山本京子さんは、「これまで18歳未満の提供数は2例。まだまだ少ない…。病院側の準備もこれから」日本での移植を望みながら、あきらめざるを得なかった。海外にいくしかない、咲帆ちゃんの容体が急変すれば、移植さえもできなくなってしまう。募金活動は、両親が悩みぬいて出した決断でした。『咲帆ちゃんを救う会』では、ご覧の口座で募金を受け付けています。咲帆ちゃんがアメリカで心臓移植の手術を行うためには、1億4千400万円が必要です。主治医は、できるだけ早い時期、8月か9月にも渡米しての手術が必要と言われていました。あまり、時間がありません。皆さまのご協力お願いします。問い合わせ先は「さほちゃんを救う会」
電話番号:0829−31−6332
ホームページ:http://www.sahochan.com/
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