広島日豪協会

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平和のシンボルツリー、豪から寄贈

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オーストラリアで“不戦と平和の象徴”とされている松が、平和公園近くに植樹されました。植樹式は、オーストラリア大使館のクレア・ウォルシュ主席公使、広島市の松井一實市長(当協会顧問)らが出席して開かれ、当協会の永野正雄会長も来賓として招かれました。

松井市長は「平和大通りにある2千本の樹木の多くは、戦後に国内外から贈られた苗木が平和を願う強い思いに育まれたもので、この松も大切に育てていきたい」とお礼を述べました。

木は「アレッポ松」という種類で、オーストラリア兵士8千人の死者を出した第1次世界大戦の激戦地ガリポリ(トルコ)の廃墟に1本だけ残っていたことから『ローン・パイン・ツリー(1本松)』と命名され、兵士が持ち帰ったマツカサから多くの苗木が育ち、オーストラリア国民にとって「不戦と平和の象徴」になっています。

植樹場所は、国際会議場南側の平和大通り沿いの緑地で、銘鈑も設置されています。