アナブログ:野川諭生 バックナンバー一覧

2019.12.23(月)

みはらし

少し前のことになりますが、三原市へと行って参りました。三原駅が三原城址にあるということは知っていたのですが、駅構内から城址公園に直接出られるのを知って感激しました。お堀はきれいに管理されていて気持ちがよく、新幹線ホームとほぼ同じ高さにあることもあって見晴らしも最高。駅から歩いて数分で港にたどり着けることも含めて、一気に三原が大好きになりました。“モダン焼き”も初めて味わいました。ハイカラなネーミングとふわふわの食感が「ビンゴ」!たっぷりかかったネギもみずみずしくて最高でした・・・。愛情たっぷりで忘れがたい味です。今回は少しバタバタの旅行になってしまったので、また改めてゆっくりと訪れたいと思っています。

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2019.12.20(金)

目撃!

JR広島駅で、西武鉄道の新型特急「Laview」(ラビュー)を激写! ・・・とはいっても、ここは広島。営業運転ではなく、完成した車両を貨物列車として西武線の線路へと運ぶ「甲種鉄道車両輸送」という形態です。それにしても、西武の車両がJR西日本の線路を走って関東まで行くのだと考えるととても不思議ですね。大学が埼玉にあったので、西武線に乗って所沢の西武ドームに通ったなぁと懐かしい気分になりました。それにしても大きな窓ですね!! さぞかし眺めの良いことでしょう。こんど地元に帰ったら、ぜひ乗ってみたい車両の一つです。

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2019.12.13(金)

“こだま” への “のぞみ”

500系新幹線車両。東京~博多間をより速くつなぐために開発された車両です。スピード感あふれる鋭く尖った外観とシルバー×紺のカラーリングは、ほかの新幹線車両と一線を画します。いい意味で新幹線らしからぬルックスは、登場から20年以上を経た今でも幅広い世代から大人気。それだけ経っているのにいまだ「近未来感」を失わない、個人的に一番心躍る車両です。 (↑「のぞみ」時代のグリーン車がほとんどそのまま普通車指定席に) かつては東京~博多間を再速で結ぶ「のぞみ」号に充てられていましたが、様々な要因から東海道新幹線での運用を比較的早期に離脱。いまでは16両→8両編成に短縮、普通車指定席を2-2列に改造して快適性をアップしたうえで、山陽新幹線の「こだま」号として運用されています。 最近では、人気キャラクターとコラボした特別塗装の車両としても楽しませてくれますね。 かつては無敵のスピードで駆け抜けていた山陽路。役割こそ変わりましたが、令和の時代もまだまだ頑張ってほしいと切にのぞみます。

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2019.12.6(金)

長崎はちょっと雨でした

ひと月ほど前、小学校の修学旅行以来14年ぶりに長崎へと行って参りました。到着時にはパラパラと雨が降っていましたが、すぐに止んで青空が広がってくれました。観光地をつなぐ路面電車やご当地グルメも堪能し・・・"行けど切ない石だたみ"も踏みしめました。博多⇔長崎間は特急「(白い)かもめ」に揺られました。ドイツの有名な高速鉄道を思い起こさせる、丸みを帯びた形状が特徴的です。革張りの座席もかっこいい。JR九州の車両は遊び心があっていいですね。 ところで、長崎駅はまもなく在来線が移設・高架化される予定です。現ホームからは、建築中の高架ホームでしょうか。新しい建物が少しだけ見えました。5年後には、まったく違う光景が広がっているはずですね。

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2019.11.22(金)

もしもレールが敷けたなら

先日、兵庫県は姫路市へと行って参りました。 姫路と聞けばだれもが思い浮かべるのはこの光景ですよね。世界遺産にも登録されている名城、姫路城。JR姫路駅前からもきれいに臨むことができます。 このほかにも書写山(しょしゃざん)など、市内の名所は数あれど、私が今回メインで訪れたのは、ちょっと不思議なこちらのスポットです。 ??? ・・・なんでしょうこれは。 JR姫路駅から徒歩数分。市街地に突如として現れる謎のコンクリート製構築物。故・赤瀬川源平さんの定義に基づけば「トマソン」の一種になるかもしれません。しかも1本だけではなく、一定の距離を置いて何本も建っています。 実はこれ、かつて姫路を走った「モノレール」の橋脚なのです。 1966(昭和41)年、姫路市街から少し離れた手柄山(てがらやま)で開かれた「姫路大博覧会」。 その会場と姫路駅とを結ぶ2キロ弱の路線として造られましたが、運賃が高額だったことなどが災いして利用客が伸び悩み、8年余りで運行休止となった幻の路線です。 手柄山公園内の施設には、実際に走ったモノレールの車両や当時の資料などが展示されていて、無料で見学することができます。 当時は、路線を延伸して鳥取などの日本海側主要都市と結ぶ計画もあったとのこと。もしも姫路が、日本海側へ広く通ずる交通の大結節点になっていたとしたら、どんな光景になっていただろうかと思いを馳せます。 壮大な夢のあとがいまだに残る姫路の街。ただ、橋脚の老朽化が進み、撤去作業が進んでいます。不思議な光景を目に焼き付けることができた、貴重な旅となりました。 (橋脚に加え、軌道桁が残っている場所も。ちなみに、手前の立派な高架は山陽新幹線のものです)

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2019.10.11(金)

幻の橋へ

6月のブログで書いた「幻の橋」へと、ついに行って参りました。 北海道・帯広空港から車でおよそ2時間。舗装された道から林道に入り、車で15分ほど・・・。 深い森を抜けた先に、その橋はありました。 「タウシュベツ川橋梁」。 1937(昭和12)年に架けられたコンクリート製の鉄道橋で、かつては国鉄士幌線がこの上を走っていました。士幌線は森林を縫うように敷設された鉄路だったため、資材調達は困難を極めたといいます。この橋梁も、ほとんどが現地調達の石や砂利、水を使って造られました。誤解を恐れずに言えば、極めて粗製の橋梁といえそうです。鉄道橋としての役目は短く、1955(昭和30)年、ダム建設に伴う士幌線の線路付け替えにより、糠平湖(人造湖)の底に沈みました。それからは取り壊されることもなく、かといって積極的に保存されるわけでもなく、60年以上の月日が流れています。湖水の増減によって姿が現れたり消えたりする特徴から、いつしか「幻の橋」と呼ばれるようになりました。 北の大地ゆえ、季節によって氷結と融解を繰り返すダム湖。その中に放置され、年月を重ねてきたため、昭和の建築とは にわかに信じがたいほど風化が進んでいます。橋のあちこちが崩れ、現地調達の砂利は元あった大地に還りつつあります。聞けば、アーチ橋の姿を保っていられる時間は、もうあと何年もないとのことでした。 ただ、実際にその前に立つと、そのボロボロの姿から無数のコトバが聞こえてくる気がしました。目を閉じると、橋の上を往来した汽車の音や、揺られるお客さんの話し声が聞こえてくるような。・・・大げさかもしれませんが。 近いうちに崩れ去ってしまうかもしれない“ボロボロ”のタウシュベツ川橋梁。しかし、そこには、今なお、美しく濃密な時間が流れていました。 

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2019.9.17(火)

残暑に打ちかつ。

相変わらず、広島は暑い日が続いていますね。希少な金華豚を使った極厚のとんかつ。鷹野橋電停近くのお店で頂きました。噛みしめると、上質な脂の甘みが口いっぱいに広がります。美味しいものをパワーに変えて、もう少し続く残暑を乗り切りたいものです。

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2019.8.30(金)

かわざかな

安芸高田市に遊びに行って参りました。事前の情報なしに、全く偶然たどり着いた「神楽門前湯治村」。某有名アニメ作品で"千尋ちゃん"が迷い込んだような、ノスタルジックな世界でした。どこか懐かしい街並みもさることながら、今回一番の衝撃だったのはこちら。山女魚(ヤマメ)のお刺身です。塩焼きや唐揚げで頂くものだと思っていましたが、こちらではお刺身も提供しているとのこと。噛みしめるとプリップリ。癖のない味わいで絶品。感激で箸が止まりませんでした・・・。広島の魚介と聞くと、愛してやまない瀬戸内海が頭に浮かぶ私ですが、きれいな山と川が数多くあるのですから、そこで育った川魚も当然、抜群に美味しいわけで。最近、別のお店で、太田川水系で獲れたアユの塩焼きをいただきましたが、日本酒と合わせて頂いたらこれがもう、堪えられない味わいだったのです・・・。せっかく広島で暮らしているのだから、釣りも始めてみたいなぁ・・・と思った休日でした。

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2019.7.29(月)

HANABI

先日、宇品の花火大会(広島みなと 夢 花火大会)に行って参りました。「ちょっと疲れてんのかなぁ」という気持ちが吹き飛ぶような大迫力。以前の勤め先である新潟でも花火を楽しんでいましたが、なかなか近くでは見られず・・。これだけの規模の花火をここまで間近で見られたのは、私の人生で初めてのことでした。 まことに鮮やかな色彩と、瀬戸内海から吹いてくる柔らかい風。広島に来て驚きと感動の毎日ですが、なかんずく忘れられない一夜となりました。

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2019.6.28(金)

インパクト

先日、福岡へ行ってまいりました。ご存じ博多名物・もつ鍋です。山盛りのニラが強烈なインパクト。こちらも博多名物・ごぼう天うどん。どんぶりを覆いつくすほどの「ごぼう天」の大きさに度肝を抜かれました。見た目のインパクトでビックリ、食べて美味しさにビックリ。ダイエット中ですが、リミッター解除の食道楽旅行でした。

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2019.6.21(金)

空がある限り

ある日の仕事帰りにふと見上げると、ザっと強い雨を降らせた雲の隙間から、瀬戸内らしい、優しい色合いの空が覗いていました。雨雲と一緒に、心のモヤモヤも晴れていくような・・・。何気ない日常の中で味わえた、小さな幸せです。 

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2019.6.14(金)

幻の橋

先日、購入しました。北海道は十勝地方にある、使われなくなった鉄道橋「タウシュベツ川橋梁」の写真集です。造られたのは昭和のはじめ頃ですが、さまざまな条件が重なった結果、まるで古代ローマ時代の遺構のような味わいが生まれています。今夏、実際に尋ねてみようと計画中です。

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2019.6.3(月)

急行待ちの 踏切あたり

休日に東京へと行ってまいりました。実家へと帰る前にフラッと足を運んだのは、小田急線・参宮橋駅(渋谷区)周辺。故あって、ずっと行きたかった場所です。この日の関東地方は午前中、大雨でした。ただ午後になると降りやんで、東京都心部も、しっとりとした空気に包まれていました。住宅地にしては急峻な坂道です。濡れた新緑も美しかったですが、桜の季節を見てみたい衝動に駆られます。少し下って、小田急線の線路付近にやってきました。踏切・・・いいですよね。最近、都会の鉄路は高架化されることが多くなりました。もちろん、車のスムーズな通行や歩行者の安全確保、ひいては鉄道の定時性確保に大きな効果があるのでしょうが、なぜだか少しだけ、味気なく感じることがあります。 なにか物語が始まるような、そんな空気を感じます。昼過ぎの街 参宮橋で こんなとこに来るはずもないのに。・・・すでにお分かりの方も多いかもしれませんが、実は、新海誠監督のアニメーション映画「秒速5センチメートル」の(いわゆる)"聖地巡礼"でした。作品の舞台となった場所は全国に何か所かありまして、東京周辺では参宮橋も含めた新宿近辺がそのひとつ。いつか行ってみたいとは思いつつもなかなか行けず、今回初めて訪ねることができて感動しております。(物思いにふけっていた私の前を、小田急線の急行列車がハイスピードで通り過ぎていきました)野川諭生

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2019.5.7(火)

Rail Star!!!

先日、私用で山陽新幹線の「こだま」号に乗る機会がありました。かつて、座席配置が2-2列(普通車指定席)の快適性と、「のぞみ」にも引けを取らない速達性をもって山陽路を駆け抜けた「ひかりレールスター」の車両でした。私は小学5年生から中学3年生まで関西の学校で寮生活をしていまして、帰省時によく新大阪駅でこの車両と遭遇したものです。東京の実家との往復だったので、新大阪~博多間を走るこの車両にはなかなか乗れず、ただただホームで眺めて、いつか乗りたいなぁと思っていたのを覚えています。その頃の「山陽新幹線の花形」の立場ではなくなったとしても、童心の憧れの気持ちはそのままです。東広島駅では、いまの「顔」であるN700系に追い抜かれるシーンも。平成から令和へ移ろいゆく「2019年4月30日」に巡り会えたのも、何かの縁だったのかもしれません。(※この車両は今でも1日数本、「ひかりレールスター」として運用されています)野川諭生

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2019.3.28(木)

もうすぐ

3か月ぶりに、尾道へと行ってまいりました。尾道駅への最後の直線へと曲がる丁字路の看板。「この先海」という表現が好きです。 晴天に恵まれ、穏やかな空気を味わうことができました。千光寺公園の桜は、つぼみが大分膨らんできていました。もうすぐですね!野川諭生

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2019.3.22(金)

空の色

弥山に登って参りました。抜けるような瀬戸内の青空は、心を晴れやかにしてくれます。 こちらは、昨夏の灰ヶ峰(呉市)からの一枚。瀬戸内の夕暮れの空もたまらなく好きなのですが、ここから臨む景色は、新海誠監督の描く色彩によく似ていると思います。野川諭生

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2019.3.15(金)

3月9日

去る3月9日、大変僭越ながら、カープ戦の実況をさせていただきました。 ところは福山。流れる季節の真ん中で、開幕まで3週間あまりに迫ったプロ野球カープ対ベイスターズのオープン戦実況。 解説の達川光男さんに支えていただきながら、何とか最後までお伝えすることができました。 カープの試合を伝えたい!という長年の夢がかなったうれしさこそあれ、反省点ばかりで技術的にもなにもかも力不足を感じました。 新たな世界の入り口に立ち、達川さんをはじめ、たくさんの方々に助けていただいたことを忘れずに、懸命に精進してまいります。 これからもどうぞよろしくお願いいたします!野川諭生

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2019.3.1(金)

はじめまして!

1月にTSSアナウンス部に加わりました、野川 諭生(のがわ・ゆう)と申します! 東京都出身ではありますが、少年期より前田智徳選手に憧れて育ったカープファンです。 カープとともにある広島の人々の暮らし、瀬戸内の穏やかで美しい海と空、そして何よりも、一介の旅行者にも温かく接してくださる広島の人々のヒューマニティーに惹かれ、このたび憧れの広島へとやってまいりました。 未熟者ですが、広島への愛だけはしっかりと持っております。これから、どうぞよろしくお願いいたします! ・・・なぜこのタイミングで突然、カープ沖縄キャンプ取材帰りの加藤アナウンサーの写真が入ってきたかといいますと、彼と私とは学生時代、同じアナウンススクールに通って夢を追いかけた同志であり、私にとって様々な意味での恩人なのです。まさか広島で再会できるとは・・・。合縁奇縁ですね。 これから、さまざまなことに挑戦して参ります。広島愛を原動力に精進しますので、長い目で見守っていただければ幸いです。 最後にもう一度!未熟者ですが、どうぞよろしくお願いいたします!  野川諭生 

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プロフィール

出身地:東京都
誕生日:8月29日
血液型:不明

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